古泉「なんでしょう、嘘つくのやめてもらっていいですか?」 ハルヒ「……」
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12:名無しNIPPER[saga]
2022/05/22(日) 02:03:31.09 ID:QWBwkeEm0

ハルヒ「〜〜〜っ超能力者はいるじゃない! テレビにも何人も出てて、あたしは生で見てないけど、実際に体験した人だっているわよ!」

ハルヒ「動物と会話できるとか、スプーンを曲げるとか、透視することができるとか!」

ハルヒ「色んな種類の超能力者がたっくさんいるのは事実でしょ!?」

古泉「えーと。取りあえず、いま仰られた能力って本当に超能力だと思います?」

ハルヒ「なっ、超能力じゃなきゃ何だって言うのよ!」

古泉「ただの優れた能力じゃないですか? 足が速い人を超能力者って言わないですよね?」

キョン「とんでもないこと言ってるぞ」

ハルヒ「屁理屈じゃない!」

古泉「超能力の定義って誰が決めているんですか? 自分や周りの人の大多数ができないことを超能力と呼ぶなら、様々な業界のプロと呼ばれる人は皆、超能力者ですよね?」

古泉「そういう定義であるなら超能力者はいるってことでいいですが。はい」

ハルヒ「っし!! 勝った!!」グッ!

キョン「目的が変わってるぞ。それでいいならプロ野球にキャッチボールして遊んでもらえ」

古泉「僕は動物と会話できないですし、160km/hのボールを投げることもできません。この2つを超能力とそうでないことに分けるって何か違いませんか?」

ハルヒ「それは……」

古泉「動物と会話できる人だって、点滴穿石、努力して毎日毎日動物に語りかけて、それで能力が目覚めたってかもしれないじゃないですか」

古泉「それって誰しもがその能力を開花させることができるんですよね。万人が可能性を持つ超能力ってそんなに不思議で珍しいですか?」

ハルヒ「……たしかに」

キョン「あ、負けそう」

古泉「皆が努力してできるようになることをできる人って超能力者じゃなくて、ただ努力家なんですよね」

古泉「それをさも天性の超能力って言葉で一括りにするって、努力してきた人に申し訳ないと思いませんか?」

ハルヒ「たしかに!」

キョン「急にいい事風に言われて納得しちまった」


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