5: ◆AeB9sjffNs[sage saga]
2022/08/25(木) 00:44:56.20 ID:2n4FxEo/0
PART2 標的の軌道
――ニューヨーク、USA 某ホテル
ーーーばいきんまんに渡された何枚ものDVDをゴルゴが再生していた。
G「・・・・・・」
『アンパンマン、新しい顔よー!』『アンパンマン、新しい顔よー!』『アンパンマン、新しい顔よー!』
『アンパンマン、新しい顔よー!』『アンパンマン、新しい顔よー!』『アンパンマン、新しい顔よー!』
『アンパンマン、新しい顔よー!』『アンパンマン、新しい顔よー!』『アンパンマン、新しい顔よー!』
G(・・・俺の知っている物理法則では説明がつかない軌道だな。投げられているのは巨大なアンパン。これほど早く投げれば自重で潰れるはず)
――どこかの映像分析所
研究員「ミスター東郷、あなたの依頼されたこれらのDVD映像の分析ですが、当研究所では困難だと申さねばなりません」
「『コックの格好の女性が投げる物体の大きさ・速度を調べ、また曲がり方や動きの癖を分析してほしい』というご依頼でしたね」
G「そうだ・・・」
研究員「まず大きさから。小さいときには70センチほどですが平均すると90センチ程度です。」
研究員「速度のほうはブレも大きいのですが、最も遅いものは時速87キロ、最速では120キロ程度です」
「しかしその軌道はまったく不可解だとしか言えません。科学的な説明は不可能です。どうしても曲がるはずのないカーブが自在に生み出されている」
「何かしらの妨害がされてるシーンでは全て避けていますね」
「赤い服を着た人形の頭部付近に飛んでいこうとする意思があるとしか思えない。イタズラ動画でしょうが、凄まじく精密で加工の後もよくわからない」
「いやはや、当研究所がお手上げ状態になるとは思いもしませんでした。完敗です。どこから手に入れたのか教えてもらいたいくらいだ」
G「・・・」ギロ
「おっと、「入手先は聞かない」と言う契約でした。映像のコピーもとっていませんのでご心配なく。忘却料も貰っていますからね」
G「・・・世話になった」
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