こんな恋愛がしたい  安部菜々編
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:30:15.37 ID:HdnryJIo0
翌朝、目が覚めるとそこには、つい2年前までよく眺めていた天井があった。
どうやら、昨晩のことは、都合の良い夢ではなかったらしい。

「〇〇さん、起きたんですか?」
「あっ・・・おはようございます・・・菜々さん。昨日は、ご迷惑をおかけしました・・・」
「気にしなくて良いですよ。それより、朝ご飯は食べられそうですか?」
食卓へ目を向けると、そこには白米、味噌汁に卵焼きとおひたしといった、ご機嫌な朝食が2人分並んでいた。
流石は菜々さんだ。

「ありがとうございます、いただきます」
俺は、そうお礼を言って、朝食に手を付け始める。
お互い、一緒に食卓を囲むのは随分久しぶりだ。
最初の内は、無言で食べ続けていた俺達だったが、やがて、菜々さんの方から、口を開いてきた。



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