こんな恋愛がしたい  安部菜々編
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:15:38.82 ID:HdnryJIo0
それから程なくして、俺は彼女が、普段はメイド喫茶でバイトしていることを知った。
メイド喫茶なんて、生まれてこの方行ったことなど無かったが、彼女に会うという目的の前には、それは些細な問題だった。
気付けば俺は、暇さえあればメイド喫茶へ赴き、ライブがあればサイリウムを持って最前列に陣取る生活を送っていた。
彼女の笑顔を浴びる度に、俺自身も笑顔が増え、性格も明るくなっていったように思う。
また、こうして足繁く通っているために、向こうも、俺のことを覚えてくれるようになった。
「〇〇さん、また来てくれたんですね!ありがとうございます!!」
彼女にこう言って貰えたとき、俺が天にも昇る心地だったことは、言うまでも無いだろう。
しかし、人間とは欲張りなもので、俺は推しに認知されるだけでは、いつしか満足できなくなってしまったのである。



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