過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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14:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2010/03/20(土) 16:17:55.14 ID:2Z2/dwEo

「簡単に言うと、似た物には本物と同じ力が宿るし、その逆もあるって理論なんだけど」

 一息。

「まぁちょっとしたおまじないよね。そんなの完璧にできちゃったら、神様だって堕ちてきちゃうもの。普通はできないし、できても0.00000何%くらいの力にしかならないのよ」

「・・・・・・」

「まぁそれはそれとして・・・いまの理論とこのそっくりな人形。これでワタシの言いたいことわかってくれると嬉しいんだけど」

「・・・その人形が私で、私はあんたの手の中だって言いたいの?」

「んー、半分正解かな。前半分はね、そういう意味。これは、このお人形は、アナタ」

 つん、と人形を持つ手の親指で、精巧なその顔をつつくセーラー服。

「でもさっき言ったわよね。そんなの普通じゃできないし、できても弱っちいの。・・・だったら、普通じゃない場所でなら、どうだと思う?」

「・・・・・・」

 少女は息を吸い込み、再び腰を沈めた。

 もうこんな無駄話に付き合うつもりはない。こうしている間にも、辛うじて無力化したオッドアイの回復が近づいてしまうのだから。

 電流が筋肉に干渉し、力を蓄える。

 一撃の準備に入った少女を見ても、セーラー服は慌てない。


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