7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/06/01(水) 20:59:37.68 ID:H6/cO81AO
談話をしながらの夕食。
はやてはふと点けたままだったテレビに目をやる。
ちょうどニュース番組をやっており、画面上でキャスターが淡々と原稿を読み上げていた。
ニュースでは、ここのところ続いている不景気について取り上げられている。
次いで流される自殺などのニュース。それと世を斡旋する不景気との関係性を連想せずにはいられない。
「最近世の中も暗くなっとるなぁ…」
「ここのところ不景気が続いてますからね。日本は勿論、世界的に経済が先行き不安な時代が到来しているようですって…」
はやてのつぶやきに不安そうに答えたのはシャマルだった。いつも通り、感情豊かな喋り方をする。
はやては最近ニュースで、傾き過ぎた日本経済を奇跡的に立て直した現総理大臣が名宰相として世界中から注目されている、と言われていたことを思い出しながら口を開いた。
「ソブ…なんとかファンドが日本の経済建て直してくれたとか言うてるけど、実際なんも変わっとらへんし…」
あのなんとかファンドってなんて名前だったかなー…と言いながら考えこんでいると、そんなはやてをシグナムが優しそうな目で見つめた。
「政府系金融機関ソブリン・ウエルス・ファンドですね。」
「そう!それやそれ。よく覚えとるなぁ…さすがシグナムや。」
答えられたのは日頃新聞を読んでるからだろうか。
はやてが褒めると若干誇らしげになるシグナムだった。
「いえ、それ程でも」と謙遜するシグナムをヴィータが面白くなさそうに眺めていた。
経済や社会情勢などについては一番サッパリだったヴィータは、話に入らずに食事に徹していた。
「まぁ、経済のコトとかあんまよう知らんけど、お金が足りなくて生活に苦労してる人のこと思うと…こうやってみんなで暖かいご飯食べれるのが、なんや申し訳なく思えてくるなぁ」
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