10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/09/07(水) 00:20:51.83 ID:X04D5hrSO
「どうした?内田」
「あ、あの」
知里の唇がブルブル痙攣するように震えている。薄いピンク色の血色のよい唇は血の気が引いて、色を失っている。
「ぐ、具合が悪くて。保健室に行ってもいいですか?」
とっさに口をついて出た言い訳。やっぱり、「おしっこしたい」だなんて、知られたくない。でも、太ももをよじり合わせ、上半身が前かがみになっているその姿勢は、はっきりと、「おしっこがしたい」と言っている。
「せ、先生」
知里はたまらず、せかした。
白いパンツの中では、ピクピクッとかわいらしい痙攣が起きて、その都度、1滴2滴とおしっこが染み出している。もう、500円玉2,3枚ほどの丸い染みになっている。
「先生!」
体がさらに前かがみになる。
「内田。トイレは休み時間に済ませるものだろう」
サァッと血の気が引いた。
貧血を起こしたときのように目の前が暗転する。体の末端から、感覚がなくなる。背筋に悪寒が走る。
「ごめんなさい・・・」
知里の目に涙が浮かんだ。
「分かったなら席にもどりなさい」
「そんな。そんな、ほんと、・・・困ります」
「内田。聞き分けのないお前じゃないだろう?あと10分くらいだから我慢しなさい」
「・・・はい」
クスクス笑う声が痛い。
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