過去ログ - 上条さんがお姉さん方に虐められるようです
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2012/03/02(金) 20:13:25.53 ID:LJeFQEUNo
「あははははは！！　痛いですかー？　ごめんなさいなのですぅ。でも、これは上条ちゃんの事を思っての事ですから、先生を恨まないでくださいねー？」

掌にも同じような後が数か所ある。それらは傷自体は治っていても、痕は消えずに残っていた。生徒は下を向いたまま唇を噛みしめる。
上を向けば殴ってしまいそうだったから。しかし、その心境も教師は見透かしたようで。

「あれー？　嫌なら止めてもらっても構いませんよー？　でも、上条ちゃんが学校を辞める事になっても、
シスターちゃんがここから居られなくなっても責任持ちませんけどねー。あははははは」

饒舌に、とても楽しそうにそう喋る。分かっているのだ。相手に拒否権が無いことなど。

「……みません」

「えー？　何か言いましたぁ？　先生よく聞こえなかったのですぅ」

「……ごめんなさい……反省してます……」

相変わらず下を向いたまま、唇を噛みしめながら、机にぽたぽたと落ちる自分の涙を拭いながら、悔しそうに、言葉を震わせそう発言した。

「あははははは！！！！！　何で泣いてるんですか？　先生これじゃあ悪者みたいじゃないですかぁあははははははは！！」

これからも、それからも、この甲高い笑い声は続くだろう。授業は始まったばかりなのだから。


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