過去ログ - P「エージェント菊地真?」真「はいっ!!」
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3:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/11(金) 20:23:37.72 ID:df/Ddu8Z0


「ここには私と貴様しかいないではないか。相変わらずお前は臆病だな。それでは酒も不味くなる」

「元より貴様と飲む気はない。要件は手短に頼む」

 菊地はそう言って黒井の横に腰かける。そしてバーテンにウーロン茶を注文した。黒井はやれやれと溜息をついた。

「話と言うのは他でもない、如月家のことだ。お前も既に聞いていると思うが、近々廃業するらしい」

 黒井はウィスキーに口を付けると、世間話のように軽い調子で切り出した。菊地は手に持っていた手帳を取り出して、
ページをめくる。

「確か芸能の世界で500年以上権力を誇っていた音楽一家だったか。10年ほど前に跡継ぎの息子を事故で亡くしてから
 は表だって活動はしていなかったようだが、そうかついに廃業するのか」

 菊地が手帳のデータを確認する。彼の専門は芸能界である。芸能界で起こる犯罪を調査・監視・報告する為に、黒井から
こうして時々情報提供を受けているのだ。




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