過去ログ - ブギーポップ・クロス 〜ネオンライトのガラス玉〜
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2: ◆qXEKQweJllf.[saga]
2012/06/04(月) 01:56:18.76 ID:ZOyFKUWno

〜〜〜

ブギーポップとの出会いとそいつと過ごした数日間を俺は実を言うと覚えちゃいない。
そして、この話はどうやらもう半年も前のことらしい。

「上条君、君は君の不幸をなんだと心得ている?」

そのノートにはそいつの言葉と、下手くそな絵が何個か描かれていた。
イラストは真っ黒な筒のようなコスチュームに身を包んだ男のものであった。
それが、ブギーポップという男らしい。

日記は七月一日、夏休みももう間近という頃からつけられていた。
書き出しはこうだ。

「なんと宮下藤花さんが俺の高校へ転入して来た。一個上の学年だけど、偶然廊下で会って一瞬誰かわからなかったけど相変わらず元気な人だった」

その、宮下藤花なる人物を、俺は知らない。
でも、その人がブギーポップと関係があって、俺が日記を付け始めたきっかけでもある事はなんとなくわかった。

何故ならば次の日から日記の内容はその、ブギーポップとかいうやつと宮下藤花というひとつ上の先輩の事がメインになっていたからだ。
俺には何が敵であったのかすらもわからないけれど、このブギーポップって男は科学も魔術も超越した存在だってことだけは理解できた。


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