過去ログ - 知久「ほら、明るくなったろう?」ほむほむ「ホギャァァァァァ!!!」ボォォォォォォ
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/19(木) 05:50:33.11 ID:+DF8YeLz0

「…そこまで言うんだったら…ためしてみるよ…」


俺は鉢を両手で持つと力一杯持ち上げる…………ふりをした。なかなかの名演技だと思う。


「うーん…うーん…うーん…はぁ…やっぱり無理だ…」ハァハァ


「ホムー…」ソンナ…

「マドーマドマド…」ニンゲンデモムリナンテ…


…ちょっと無理があると思ったが…番は騙されてくれたようだ。…いいのかそれで!?…まぁ…俺はいいんだけどさぁ…。


「…すまん…俺の顔が濡れてなければ…もっと力が出せたのに…」


「ホムホムホムッ!!!」ジュウブンダヨ!!

「マドマドマド!!!」アリガトウ!!


…やはりおもしろい生き物だな。


「代わりといったらなんだけど…知恵を貸せると思うよ。」


「ホムッ!?」エッ!?

「マドッ!?」チエ!?


「うん。ここに紐がある。これを使うんだ。」


俺はポケットから短いタコ糸を取り出した。


「いいかい。俺がまどまどを鉢の上にのせる…それぐらいの力はあるからね。そうしたら糸の端っこをそれぞれ腰に結んで、どっちか片方が穴から中に飛び降りる。」

「子どもはもう疲れてしまってるようだから、中に入ったら紐の余った分でしっかり子ども達を自分に結び付けるんだ。子どもを落としたら大変だからね。」

「しっかり結べたら、上に残った方が引っ張り揚げるんだ。わかるかな?」


番はしばらく考えている…。実際、子ども達は本当に疲れてしまったのか声も聞こえなくなっている。やがて…。


「…ホムッ!!!ホムホム!!!」…ヨシッ!!ワタシガオリルヨ!!

「マドマドマドッ!!!」ジャアワタシガウエニ!!


役割が決まったみたいだな。それじゃ、始めるか。まどまどを鉢の上にっと。


「…ホムホムー!!!」…ジャ、イクヨ!!

「マド…マド」キヲツケテネ…


紐をお互いしっかりと結ぶとほむほむは穴から飛び降りた。…レスキュー隊員みたいだな。


「ホビャッ!!!」ビターンッ!!

「ホミュミューッ!?」オカーサン!?

「ホミュラチャンッ!?」ダイジョウブ!?


…どうやら地面に思いっきり打ち付けられたみたいだ…。人間なら二階ぐらいから飛んだのと同じだから…痛そう…。



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