過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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28: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:50:40.68 ID:mVZBQuHy0
と思いつつ後ろに視線を向けると、何やら見慣れた後頭部。

そしてその、後頭部を持った人物の向かいに座っている奴が声をあげた。

摩耶花「あれ? 折木?」

後頭部も気付いたのか、こちらを振り向く。

里志「ホータローじゃないか! こんな所で何をしているんだい」

あのなぁ。

える「あれ? 福部さんに、摩耶花さん!」

摩耶花「ちーちゃんも! 変な事されなかった?」

最初に聞くのがそれなのか、納得できん。

里志「あはは、ごめんね。 ついつい見たいものがありすぎて」

奉太郎「千反田が乗り移りでもしたか」

奉太郎「ま、別にいいさ、俺のせいで回れないって方が嫌だからな」

摩耶花「ちーちゃんは折木のせいで回れなかったんじゃないー?」

失礼な、しっかり回った……もとい、振り回された。

える「そんな事ないですよ! 色々な乗り物に乗ってきました!」

と、ここで里志は余計なひと言。

里志「色々、ね。 デートみたいに楽しめた訳だ」

一瞬の沈黙。

千反田はそれを聞くと、顔を真っ赤にして必死の言い訳を始める。

える「そ、そんなんじゃないです! ただ、折木さんと一緒に観覧車やコーヒーカップに乗っただけで……」

ああ、そこまで詳細に言う必要は無いだろう。

里志「千反田さん! 世間一般ではね、それをデートっていうんだよ」

こいつはまた、余計な事を。


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