過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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32: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:52:29.48 ID:mVZBQuHy0
〜バス〜

今日の出来事を振り返り、俺は少し眠くなってきた。

奉太郎(もう夕方か)

奉太郎(少し、寝るか)

夢は、特に見なかった。

次に起きた時には、最寄の駅の停留所に居て、バスの乗務員によって起こされた。

奉太郎(体が重い)

奉太郎(帰るか)

辺りは既に暗くなっていて、仕事帰りのサラリーマンが群れをなしている。

奉太郎(祝日まで働いて、大変だなぁ)

それを見て「この二日は、意外と面白かったかもしれない」等、柄にも無いことを考えてしまう。

奉太郎(一週間分くらいは動いたな、この二日で)

奉太郎(いや、二週間か?)

そこまで考え、ああ、これは無駄な事だと思い、放棄する。

俺の視界に我が家が見えてくる、長い二日間も、ようやく終わり。

思えば、省エネとはかけ離れた二日になってしまった。

そんな事を考えながら、重い荷物を背負い、家の扉を開けた。

第二話
おわり


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