過去ログ - える「古典部の日常」
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14: ◆Oe72InN3/k
2012/09/30(日) 20:22:23.17 ID:eVP4bQtW0
里志はいつもより更に笑っていて、若干その笑顔が引き攣っている様にも見えた。

伊原はと言うと、顔を手で覆ってしまっている。

俺はそんな周りの奴らの反応を見て、初めて自分が千反田を抱きしめている事を恥ずかしく思った。

奉太郎「……す、すまん」

える「ふふ、いいですよ」

千反田は本当に、千反田だった。

いつもの笑顔が、それを俺に教えてくれる。

そしてゆっくりと千反田は部室の中に入っていく。

える「……ありがとうございます」

俺の横を通り過ぎるときに、確かに千反田はそう言っていた。

そのまま自分の席、いつもの席に千反田は座る。


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