過去ログ - 男「今日もラブコメを手伝う仕事が始まる……」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/11/02(金) 14:53:40.83 ID:9yePu7UJ0
――放課後、男は女に呼び出され誰も居ない教室に来た。
男の姿を見た女が頬を赤らめて恥ずかしそう下を向く。
誰も居ない夕暮れ時の教室に二人っきり、そんなラヴコメ時な教室に二人はいた。
男の名前は河野純一≪こうの じゅんいち≫、このラヴコメの主人公だ。
純一が女に聞く。

「――で、なんだよ、和子? あの手紙は? 『放課後、教室に来て下さい』って書いてたから来たけどさ……」

「あ、あのさ、そ、その」

和子と呼ばれた女がもじもじと言いにくそうにしている。
女の名前は佐藤和子≪さとう わこ≫――このラヴコメでツンデレヒロインポジションである。
そんな大役の和子が恥ずかしそうに言った。

「……えっとね、昨日は、その……ありがとう、お礼、言い忘れてたから……」

「えっと、昨日って?」

純一が和子の言葉に疑問に思いながら言った。
和子が予想通りの反応と言わんばかりに溜息を一つ――

「とぼけちゃって……もう、知ってるのよ?」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/11/02(金) 14:54:47.06 ID:9yePu7UJ0
和子がポケットからマスコット付きのキーホルダーを取り出し、純一に見せる。
キーホルダーを見た純一が反応を示す。

「あ、それ、俺のキーホルダー! 昨日無くしたと思ったら、和子が拾っててくれたのか」

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/02(金) 14:55:52.33 ID:9yePu7UJ0
「……それにね、あたしはそんなアンタのことが――」

――今だ!
物陰から出てきた俺は長年の修行で会得した――高速で移動する技、瞬歩で二人に近づく。
制服のブレザーにある内ポケットから耳栓を取り出すと男の右耳目掛けて、耳栓を弾き飛ばす。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/02(金) 14:57:50.85 ID:9yePu7UJ0
教室内が静寂に生まれる――それは理想的で王道的な展開
フリーズから戻った和子が言った。

「あ、アンタってヤツは……人がせっかく勇気を振り絞ったのに……ほ、本当にアンタは……」

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/02(金) 14:58:49.86 ID:9yePu7UJ0
そう言うと純一を無視して教室から出て行った……。
和子が出て行った教室で床に転がった純一が呟く。

「り、理不尽だ……」

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/02(金) 15:04:37.48 ID:9yePu7UJ0
ライトが一つだけの薄暗い部屋で俺は黒いマントと黒い仮面という正装で腰を屈めて言葉を待っていた。
隣には同い年の女が同じような姿勢で同じように座っている。
光が当っているのはライトの真下にある皮製のソファーだけ、故に当りには暗がりが出来ていた……。
ソファーの後ろには複数のビデオモニターが映っている。
皮製のソファーには男性が座っており、膝の上の猫を撫でながらこちらを見ている。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/02(金) 15:06:24.22 ID:9yePu7UJ0
「計画がスタートしから現在、この物語のヒロイン数は3人、主人公である河野純一への高感度は50、30……先ほどツンデレヒロイン佐藤和子がイベント回収により50になりました」

「うむ、なかなかの手腕だよ……この調子で頼むぞ、ゼロよ」

「はっ!」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/02(金) 15:08:21.31 ID:9yePu7UJ0
総帥がそう質問した。
自らの目的を見失わないように確認で聞いてくれたのだろう。
だから、俺は立ち上がり部下たちの方を向いて自信満々に答えた。
我々、組織の理念を――

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/11/02(金) 15:09:02.99 ID:9yePu7UJ0
とりあえず、ここまで
続きは夜にでも


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/11/02(金) 15:58:02.99 ID:9yePu7UJ0
まとめサイト
ncode.syosetu.com


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/02(金) 16:44:40.07 ID:nbk/NioIO
名前ついてるとか読む気失せるわ


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/02(金) 17:38:49.91 ID:FqIbogwIO
読みにくーい


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/11/02(金) 18:20:09.08 ID:9yePu7UJ0
>>11>>12
了解しました、アドバイスありがとうございます。
練習のつもりだったので読みにくいと言われると仕方が無いです。
夜までに名前を男とかに修正して投稿しなおしますので、お待ちください。
今の形式は修正が効くまとめの方だけにしときます。


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]
2012/11/02(金) 18:37:28.95 ID:+el2i1/3o
面白いよ
頑張れ


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/11/02(金) 18:42:22.26 ID:dm7pMp1lo
名前ついてた方が読みたくなる人もここにいるから
わざわざ修正するくらいならそのままやってくれ


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/03(土) 00:11:14.45 ID:/yEr/PEu0
では、ゆっくり更新します。

>>15>>14
了解しました。
ここでも、そのまま更新したいと思います。


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/03(土) 00:12:12.95 ID:/yEr/PEu0
新学期が始まってしばらくが過ぎた4月某日のこと、部下と共に一緒に帰る途中の出来事だった――

「――総帥への成果報告が済み、部下に理想の世界について一方的に語りながら帰っていると、3人の不良とそれに絡まれているっぽい人を発見したのだった」

「……夕方でも飛ばしてますね、少し落ち着きませんか?」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/03(土) 00:19:11.35 ID:/yEr/PEu0
「お任せします。あと、訂正するならば被害候補者Aです」

そんな感じで『話したから気付かなかった(フリ)作戦』を決行しながら通り過ぎる事にした。
怖いので、すごく、怖いので……触っただけで人の頭を風船のように破裂させるような人種とは関わりたくないので……。
誰だって汚物として消毒されたくは無いだろうから、当然の判断である。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/03(土) 00:26:04.80 ID:/yEr/PEu0
そう答えたものの気になってしまう。
好奇心とは時に恐怖を凌駕する時があるが、それが今みたいな状態だろう。
りっちゃん派の俺としてはあずにゃんは守備範囲外、むしろあざと過ぎね?だったりするのだが、あずにゃん経由でりっちゃんと関わるチャンスがある。
だが、よくある名前のモブキャラの可能性もある。悩む、危険を冒してまで見るべきなのかと……。
結局、下心……好奇心で気になった為に俺は視線を被害候補者Aに向けた。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/03(土) 00:28:40.27 ID:/yEr/PEu0
思わず本音を言ってしまった。
それが気に障ったらしく、不良A、B、Cがこちらにやって来る。
そして、俺を囲むように立って言った。

「今、何か言ったかァ?」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/11/03(土) 00:29:46.38 ID:/yEr/PEu0
その後?「PSPは無いので」の台詞の後……。
思考すること数分――そして、思い出す。
俺が不良A、B、Cに言った台詞は「PSPは無いので、アナタ達の相手はしたくないです……」である。
頭の中でその台詞をわかりやすく文章にしていく。
「PSPは無いので」の後……つまり――
以下略



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