過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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10: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/19(月) 13:36:53.04 ID:di8qSD40o

〜〜〜

「はぁっ……はぁ……ち、超疲れました……」

絹旗は血液と瓦礫で満たされた空間に寝転んだ。
薄く星が見えて、一番星だなどと考え目を閉じる。

息を整えながら、何故こんなにもがむしゃらに暴れまくったのかを考え始めた。
暴れに暴れ、頭がスッキリしたのかもしれない。
思考はスムーズに止まることなく次々と答えが出てきた。

――ただ、イラついていたんですね。

誰に?

――超、自分に。

なんで?

――汚れて……しまったから。人を殺すことに何もためらいを持たなくなったから。

人を殺したくなかった?

――当たり前じゃないですか。

どうして?

――私は……守りたい人がいるんです。人殺しじゃ、何も守れやしないんですよ。

守りたい?本当に?

――えぇ、だってあいつは……弱いから、きっと今もどこかで超泣いているから。

守るために強くなった。それで何が不満だ?

――やり方を間違えたってだけですよ。確かに私は守るために超強くなりました。でも暗部の強さは人を守る強さじゃない。……自分を守る強さなんですよ。そのことに、今更気づきました。

後悔してるのか?

――後悔なんてして意味はあるんですか?


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