過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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7: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/19(月) 13:34:40.28 ID:di8qSD40o

〜〜〜

「おーおー、溜まってんねぇ絹旗ちゃん」

アイテムのリーダー麦野が大暴れする絹旗最愛を見て笑う。
今回の任務はただ暴れるだけ。
何を壊しても何を殺してもいい。

――ったく、なんの意味があんだよ、この無意味な虐殺に……。

麦野は決して人を殺す事を嫌がっているわけではない。
部屋にハエが入り込みそのハエを殺すのを面倒臭がる、そんな心境だ。
彼女にとって人の命とはその辺を飛び回る小虫と同じなのだ。
それは、同じ組織に属する仲間も同じ事。
彼女の世界には自分とムシケラしかいない。

「はぁ……めんどくさ。
フレンダァ、あたし先車戻ってるわ」

言いながら、出入り口の前でカタカタ震える事しかできない研究員の頭を吹き飛ばす。
『進行方向に虫がいたから手で追い払った』
ただ、それだけの事だ。

「……わぁかったー!
でも結局、絹旗一人でも問題ないわけよ……ってことでぇ……」

「却下、死ね。つーか殺されたいか?」

金髪の少女の言葉は読めている。
うんざりという風に麦野はそれだけいうと大混乱の中を悠々と歩き出した。


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