過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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6: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/19(月) 13:33:35.04 ID:di8qSD40o

〜〜〜

「嫌んなるねぇまったく」

携帯電話を閉じると垣根はため息をついた。

「なぁに?今度はどんな依頼?」

ベッドの上から下着姿の少女が甘ったるい声を出す。

「起きてたのか……また人殺しだよ、今度はこの街に麻薬を持ち込んだ組織をぶっ潰せだとよ……報酬はその麻薬を外の世界に売った金で払うからこの街で売られるまえにさっさと片付けろとさ」

「それって学園都市がいらない奴らをあなたに殺させるために仕組んでるんじゃないの?」

クスクスと笑いながら少女はベッドを降りる。
そして、ソファに座る垣根に近づきその首筋にそっと口付けた。

「やめろ……俺たちは別に恋人って訳じゃねぇんだ。互いが溜まったら互いで発散する、そんな関係のやつにキスされても嬉かねぇんだよ」

少女はまた小さく笑うと首筋に思い切り噛み付いた。

「なにしやがる……いてぇじゃねぇか」

「ふふ、貴方があんまりひどいこというから……こうして肌を重ねた後くらい、部屋を出るまでは恋人って事でいいじゃない」

「……クソビッチが」

「あら、貴方としか経験ないわよ?失礼ね」

胸を押し付けるように、体を密着させ耳元で囁く。

「それ、相手した奴全員に言ってるんだろう」

「……正解、よく分かったわね」

二人はねっとりとくちづけを交わす。

人を殺し、金を得る。
その金で良い家に住み、女と遊ぶ。

それが、垣根帝督の日常だ。


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