過去ログ - モバP「白坂小梅はみえている」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 21:53:18.08 ID:d5tGG4Gs0

『小梅…次の仕事、決まったぞ!心霊スポットでのロケらしい…よかった!』

俺の持ってくる細々とした仕事にも頑張ってくれていた小梅には、ご褒美とも呼べる仕事だった。
小梅はホラー映画、心霊スポット巡りが好きだったりする。特技には怪談と書くくらいだ。

よく、ホラー特集などの番組には、必ずしも、と言っていいほどに小梅に声がかかる。
白坂小梅はみえている。業界でもそう評判だったからだ。心霊関係には欠かせない存在。

なぜか、と言うならば…彼女が原因かは分からないが、
彼女が出演する番組では、必ず何かしらの心霊現象と呼ぶべきことが起こるからだ。
照明が切れたり、生放送中に映るべきではないモノが映ったり、なんてことは序の口だ。

視聴者から番組を見ていたら家でも心霊現象が起こるようになった、という事もあった。
彼女のファンにはそういう事に関心が強いファンが多い。類は友を呼ぶ、というべきか。

よって、必然的にそういう番組に引っ張りだこなのだが、今回はその中でも1番大きい仕事だった。
小梅が嬉しそうに俺のシャツの裾を掴んで、目を輝かせていた。

『えっと…あ、今地図を出すから…ほら、有名な心霊スポットの…ここだな』

「…こ、ここ…ですか…?」

『うん、小梅もそういう仕事好きだと思ってたから、契約しちゃったけど…まずかったかな』




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