12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/10(月) 05:33:05.40 ID:R632hej80
晶葉の指が向いている先にはお月見のイベントの時に使ったロボが一台。
ピコピコと音をさせてこちらへ向かってくるところだった。
まゆ「……全然気が付きませんでしたあ」
晶葉「昨日からこいつが行方不明だったんだよ、全くどうやってこんなとこまで」
モバP「まあ、見つかったなら良かったじゃないか、運ぶのも大変だろうし車で運んどいてやるよ」
幸子「しかし、晶葉さんの家からここまでどうやって来たんでしょう?まさかひとりでに?」
晶葉「そんなとこまでプログラミングした覚えはないんだがなあ……」
不思議そうな表情でウサミンロボに向き合う晶葉。
すると、ウサミンロボが何かを持っていることに気づいてそれを取り上げた。
晶葉「これは……」
菜々「お団子の上にクリームといちごが載ってますねえ……」
モバP「その周りに一個づつオメデトウって書かれた団子もあるな」
幸子「まさか、それバースデーケーキなんじゃ……」
晶葉「確かに団子を作って配る機能はつけたとはいえ……」
菜々「まさか、あの冷蔵庫にあったホイップクリームとかもこの子が入れたんじゃ」
あることないことを言っているうちに、ロボットの頭の画面が切り替わる。
そこには書いてあった文字は。
ロボ『HAPPY BIRTHDAY DEAR MASTER』
そしてスピーカーから流れるハッピー・バースデー・トゥ・ユーのメロディ。
晶葉「……面妖だ」
いちごの載った団子をほおばりながら、晶葉はそう言った。
おわり
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