11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/10(月) 05:32:07.80 ID:R632hej80
ツインテールの少女が落ち着くのを待って、次はスーツの男性が自慢げに言いました。
モバP「俺からのプレゼントはまずはこれだな」
スーツの男性は、大きな箱を指さして言いました。
晶葉「気付いてはいたが、あれは何だ?」
モバP「ちひろさんに頼んで、事務所に共有のコンピュータを置くことにしたんだ、好きに使っていいぞ」
晶葉「確かに事務所でも大きな画面を使いたいとは言ったが……」
モバP「まあ、どうせ事務所でコンピュータを使うアイドルは晶葉だけなんだ、専用と思ってもらっていい」
晶葉「まあ、有難く使わせてもらうよ」
モバP「あとは、これだな。さっきのはちひろさんとの兼用みたいなもんだし」
スーツの男性はそう言って小さな箱を取り出しました。
その中に入っていたのは小さな歯車をモチーフにしたブローチでした。
幸子「へえ、プロデューサーさんにしては気が利いてますね」
まゆ「どこで見つけてきたんですかあ?珍しい」
モバP「いや、幸子の買い物に付き合ってた時に偶然見つけてな、これはいいと思って」
晶葉「……やっぱり」
菜々「空気読めません、ですね」
モバP「え、すまん。気に入らなかったか」
幸子「そういう事じゃないと思いますよ……」
晶葉「まあいい、貰っといてやろう。ありがたく思えよプロデューサー」
モバP「何で俺の時だけそういう言い方なんですか……」
そうは言ったものの、ツインテールの少女は一番嬉しそうに歯車のブローチを握っていました。
私には解りますよ、彼女は少し照れ隠しをしてるんだと言う事も。
菜々「それじゃあ、ケーキを食べましょうか。お茶どうぞ♪」
晶葉「ああ、ありがとう菜々さん」
メイド服の女性が手順よく紅茶をカップに注いでいきます。
赤褐色の液体はみるみるうちにカップを満たし、五つのカップにキッチリとおさまります。
モバP「それじゃあ改めて、お誕生日おめでとう」
その言葉を合図に、カップがかちんと音を立てます。
紅茶を一口口に含んだ後、ツインテールの少女がふとこちらを向きました。
晶葉「ぶフッ!」
菜々「ど、どうしたんですか晶葉ちゃん!」
まゆ「紅茶に毒でも入ってましたかあ?」
菜々「し、失礼な!この紅茶にはウサミンパワーが豊富に含まれているだけで……」
幸子「それは何と言うか……」
モバP「菜々、早く話して楽になろう」
菜々「嫌ですよ!っていうか何もしてませんよ!」
晶葉「違う、違うんだ」
菜々「ですよね、ですよね!」
晶葉「何故あれがここにあるんだ!」
そう言ってツインテールの少女はこちらの方に指を向けます。
何があるのでしょう。え、私ですか。
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