過去ログ - とある魔術の禁書目録SS 幻想魔笛 『帰らず村』
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/09(火) 10:51:33.37 ID:G00B0c5Z0
――学園都市『外』の某駅のホーム チュートリアル

アナウンス『4番線に列車が入りまぁす。お客様は白線の内側にまでお下がりくだぁさい』

上条「……」

五和「うっわー人多いですねー。あ、見て下さい上条さん、ゴスロリ着てる人が」

上条「学園都市のメイド中学を見慣れてると有り難みが……いやいやっ、そう言う事じゃなくってだ」

上条「つーか俺はどうして巻き込まれているの?ナチュラルに関係無いよね?」

五和「それがですねぇ。学園都市の生徒さんが“外”で失踪したらしくって、我々はその調査に行くんですから!」

上条「気合い入りすぎ……ってか、学園都市の話なのにどうして五和、つーか天草式の出番になるんだ?」

五和「あるぇ?説明しませんでしたっけ?」

上条「朝一で襲撃された上、事情も聞かされずに荷物ごと連行されたからなっ!」

五和「はい、インデックスさんもこちらでお預かりしてますし」

上条「いやまぁ学園都市側の都合に付き合わせないのは理解出来るけど、何で俺!?俺も学生だよなぁっ!?」

五和「今回の失踪事件、どうやらオカルトが関わっている可能性がありまして」

五和「学園側が学外で動くのは……憶測だけでは問題があるそうで。ですからオカルトにはオカルトのプロである私達の出番です!」

上条「下請けの下請けなんだろ?つーか駅のホームでオカルト連呼するのはどうかと思う」

五和「仕方が無いじゃないですか!イギリス清教の方々が日本で隠密行動なんて出来ないでしょうっ!?」

上条「シスター服の集団がウロウロと。そう言う映画あったよね」

五和「とにかくっ!そんな訳で付き合って下さいお願いしますっ!」

上条「やめろって!ホームで付き合うとか言うなっ!」

五和「え、ダメなんですか?」

上条「待てよっ!?周りの皆さんが『あのウニ頭、あんな可愛い子をフりやがって何様?』的な目で見てるからねっ!?」

上条「違うから!そーゆー話じゃないでしょおっ!」

五和「一生面倒見ます!」

上条「そーゆー話になってた!?あれ、おかしいのは俺の方なのかな?」

五和「話が失踪ですからねぇ。意外とどこかで遊び回っている可能性もありますし、勘違いでしたー、で済む話ならそれに越した事はありませんけど」

上条「まぁ、分かったよ。俺も付き合う――けど、オカルトってどんな話?三沢塾みたいなカルトじゃないんだよな?」

五和「あ、それは電車の中でお話しします」

上条「あぁ――っと?」 ピピッ

五和「メールですか?あぁインデックスさんから」

上条「いや、インデックスは使えない。一応携帯も持たせてんだけどなぁ」 ピッ

上条「……スパムみたい。何か変な質問か書かれている」

五和「質問ですか?こういうのって『貴方は100人に一人の幸運を手にしました!』って感じじゃ?」

上条「えっとなー……『母狼、兄狼、弟狼がいます。ある時、兄弟狼は川に流されてしまいました』」

五和「のっけからヘビーな展開ですね」

上条「『母狼はどちらを助けるでしょうか?』だって」

五和「スパムというよりは心理学テストっぽいですかね。私だったらどっちも、って答えますけど、それは多分ハズレかもです」

上条「心情的に考えれば弟の方なんだろうけど、だったら俺は兄狼の方かな?」

ジジッ

円周「うん、うんっ。科学的な見地からすれば正しい結論だよね、当麻お兄ちゃん」

円周「例えば兄狼は泳げたとしたって、助かる確率が高い方を選ぶのは当然なんだよ」

上条「……はい?」


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