過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」4
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/20(土) 23:20:58.95 ID:M4DF9N/20
「……相変わらずのクソっぷりで安心したぜ木原。
悪ぃがここで潰されてくれねえか。個人的な気持ちとしても殺しときてえんでな」
言葉とは裏腹に全く悪びれていない調子で、垣根は笑う。
美琴に聞かせた幼きころの話。
その中で殺されたと語った人間の何人かは、他でもないこの木原病理の手によるものだ。
故に垣根帝督は感謝の念も敬意も感じることはなく。あるのはただ憎悪と殺意だけだった。
「それがー、そういうわけにも行かないんですよねぇ。
むしろあなたの方こそ『諦め』てほしいというか、死んでほしいというか。
ぶっちゃけ脳だけ残していってくれません?」
「……上等だ。そんなに死にてえなら望み通りにしてやるよ」
「垣根帝督という器だからこそかと思ったんですがね。
何か聞いた話では一方通行との戦いでおかしな進化をしたとか。
それに関してだけは全くと言っていいほど情報がないんですよ。
ええ、気になって気になって仕方なくてね。そこまで行けば十分ですから、そろそろ『調べ』させてもらわないと」
折角そうなるように誘導したんですから。
そう笑う木原病理に、垣根帝督の表情が一瞬固まる。
「……待て、どういう意味だ。答えろ」
その垣根の反応を楽しむように、木原病理は昏くくっくっと笑うのだった。
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