過去ログ - 佐天「未経験の娘を下半身で物事を考える淫乱にする能力かぁ」
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1: ◆TDMjmouVqg
2013/07/27(土) 17:10:04.34 ID:n37CHtAi0

「おっす、何してんのあんた?」

上条当麻が公園のベンチに座り、ぐでーっといった感じで伸びていると聞き慣れた声で呼び掛けられた。

「……疲れたから休憩してんだよ、上条さんにはまだ夏休みが来ないんでねー」

「ふーん?」

さして興味無さげな返事をしつつ、声を掛けた少女…御坂美琴は上条の伸びているベンチに腰を掛けた。

「お前こそ何してんだよ受験生、今は大事な時期なんだから勉強しなさいベンキョー」

「大丈夫よ?私基本的に何処受けようとまず落ちないから」

「……………あっそう」

さすがは名門常盤台中学のエリート様ですねー?と若干嫌味っぽく返しておく、こいつならホントに何処だろうと余裕なんだろう、自分で話を降っておいてあれだがさも当然のように言われるとちょっとムカつく。
こちとらギリッギリの進級で更には今年も留年の危機が早くも付きまとっているのだ。
卑屈っぽいがなんか馬鹿にされてる気になってしまうのも仕方ない。と、思う。

「うーん、勉強ねぇ…私が教えてあげよっか?」

「……………」

本来なら教えてせんぱーい(はぁと///)とか言うべきである筈の年下の受験生が言うに事欠いて教えてやんよぶぁか(見下した眼)とか言ってやがる。

なので上条当麻はこの言葉を吐き捨てるのだ。

「お前に教わる事な無い!!馬鹿にすんなよ御坂さんよぉ!?あぁん!?」

知り合いの元スキルアウト伝授の啖呵を切りつつ(但しそいつはパシリに定評がある)美琴の提案を拒絶する。不幸な少年こと上条当麻…彼にだってちょっとはプライドがある。

「進級…ヤバいって言ってなかったっけ?私あんたの高校レベルの問題ならほぼ覚えてるわよ?休み明けのペーパーテストでヤマはるぐらいは余裕だし」

「……………………マジで?」

「マジよ、試してみる?」

「…ご指導の程宜しくお願い致します美琴先生」

プライドで進級は出来ません。
思考を慣性ドリフトで180度反転させて上条当麻は年下の女の子に頭を下げた。


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