過去ログ - 佐天「さ…佐天ライダー!?…」
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3: ◆dWjGmoVRTSfl[sage saga]
2013/08/19(月) 01:42:15.42 ID:uloFikpFo
初春 「もう…佐天さんはズルいです。そんなこと言われたら、これ以上は怒れないじゃないですか
    仕方がないですね、さっきのケーキの件、あれで許しちゃいます。」

初春 「でも、もうスカート捲りはやめてくださいね!」

佐天 「うん!善処する!!」

初春 「…やめてくださいね!!」

佐天 「うん!善処する!!!」

初春 「ちょっ!なんでそこは「もう二度としないよ」じゃないんですかぁ!!!」


ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン…


突然、地震とも思える振動と轟音があたりに響いた。
あまりの出来事と振動のため、佐天と初春は反射的に身を低くする。
初春の方を見ると、流石はジャッジメント、いつの間にか取り出した端末で情報を収集しつつ、
その左腕には誇らしげに付けられたジャッジメントの腕章が着けられていた。


初春 「爆弾!?無差別テロ!?佐天さんはこのまま寮の方へ戻ってください!」

佐天 「わ…わかった…う…初春はどうするの!?」

初春 「私はこのまま支部へ向かいます!そこで情報収集を行いますので!」


初春はそう告げると、177支部へ向けて走りだした。
ふと目を凝らすと、ちょっと離れたところで佐天は初春に並走す形で走る影を捉えた。
その影は徐々に初春に近づいて来ると突然明確な姿を表した。


佐天 「初春!!!!あぶない!!!!!!」

初春 「えっ…」


無意識に佐天は、初春の盾になるようにその身を滑り込ませていた。
目に入ったその姿は黒のマスクに黒のタイツ、手には大きな剣みたいな物を持っている男…。
その目は人である何かを失ったような目をしていた。


佐天  「ひっ…」


イィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイッッ!!!!!!!


男が金切声を上げたその瞬間、佐天は肩から衝撃を受けたように感じた。
体が熱い、動かない、自分が倒れたと理解するのに時間がかかった。


初春 「佐天さん!!!佐天さん!!!!!」


意識が朦朧とする。
初春が佐天の顔を覗きこんでいた。
その後ろにはさっきの男が赤く染まった剣を振りかぶっている。

佐天 「うい…は…にげ……」


トゥ!!!

掛け声が聞こえたと思ったらタイツの男は初春の背後から居なくなっていた。
薄れる意識の中で最後に見たのは、初春の泣き顔と、その後ろに立つ黒い革ジャンの人だった。



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