過去ログ - 佐天「さ…佐天ライダー!?…」
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4: ◆dWjGmoVRTSfl[sage saga]
2013/08/19(月) 01:43:22.27 ID:uloFikpFo
ピッ…ピッ…ピッ…ピー…バイタルアンテイ…

規則正しい機械音が聞こえてきた。
ゆっくり目を開けると、白い天井が目に飛び込んできた。
首だけを動かして辺りを見回すと、そこが病院なのが理解できる。


佐天 「ん…ここは…」


佐天は右手で目を擦ろうとした瞬間、その手首に黒いタグが着けられているのに気が付いた。


佐天 「………え?」


学校で習ったことが有った、これは『トリアージタッグ』しかも黒(死亡群)が右手にあった。
思わず体を起こそうとしたが、思うように体が動かない、混乱しそうになる頭を素数を数えて
落ち着かそうとする。

佐天 「えっと…3.14159…ってこれは円周率だよ!!!!」

プシュゥ

突然、病室と思われる部屋の扉が開いた。
佐天は扉の方に顔を向けると、カエル顔の男が入ってきた。


医者 「やぁ、気がついたようだね、調子はどうだい?特に気持ち悪い所とか痛い所は?」


カエル顔のお医者さんが当たり前の様に佐天に問診してきた。
痛いも何もと思いつつ、右手を出してトリアージタッグを
恐る恐ると指差した。


佐天 「あの…これ…」


カエル顔のお医者さんは軽くため息をつくと、私の右手から優しくトリアージタッグを外した。


医者 「スタッフの不手際をお詫びするよ、大丈夫、君は生きている。」


生きている?そう聞いた瞬間、佐天は己に何が有ったのかを鮮明に思い出した。
生きている?、いや、あれはどう考えても致死レベルだった。
佐天は必死に状況を理解しようとした。


佐天 「えっと…でも…あれは」


ガバァ

突然、病院着を開けさせられたと思うと、カエル顔の医者はさも当然の様に肩から胸に指を這わした。


佐天 「え?…え?ひゃぁ!?」


医者 「うん、しばらく傷は残るだろうが、経過は良好だね」


素早く開けた胸を隠すと抗議の目でカエル顔のお医者さんを睨みつける。
スカート捲りは専売特許だが、捲られるのは苦手だ、佐天は今なら心から言えるだろう。


       ご め ん ね 初 春 ( ;∀;)


気を取り直して、状況の確認をすることにした。


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