過去ログ - 七海「君と」罪木「彼女と」日向「彼女の恋」
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14: ◆A./pWd82aQ[saga]
2013/10/16(水) 19:57:35.31 ID:rl6CVVlao

罪木「そ、そんなことないですぅ! だって、だって日向さんは、ずっと私のこと守ってくれるって……」

七海「ううん……日罪、二次創作ではよく見るけど……ゲームでは、ない。盾罪が正史」

日向「さっきから言ってるゲームって、もしかしてこれのことか?」

 俺は、さっき拾ったゲーム機を取り出した。すると、少女が手を出してくる。

日向「……お前のだったのか?」

 ゲーム機を手渡すと、彼女はそれを大事そうに抱え込んだ。

七海「ありがとう」

罪木「わ、私の言うことも聞いてくださいよぅ! あ、そうです! それに、日向さんは、私をここに呼んでくださったじゃないですかぁ! 例の伝説がある、ここに! それはやっぱり、私と、その……キスがしたくて呼んでくれたんですよね!? いいですよ、その……日向さんだったら。私のファーストキス、貰ってくださぁい!」

 ――例の伝説。この学校の屋上で、キスをしたカップルは、永遠に結ばれる、という……誰が広めたのかもわからない、お伽話。それが為に美化委員である俺は、屋上の鍵を開けるように頼まれたりすることもあって。今日も、友人の左右田に頼まれて――

日向「いや……何の話だ、それ?」

罪木「……えぇ? だって、その……お手紙をくれたじゃないですかぁ!」

 そう言うと彼女は、ポケットから紙束を取り出した。


――拝啓 罪木蜜柑様 放課後、屋上で待っています。

 
 記名はない。見覚えもない。俺は思わず首を傾げる。

罪木「ふゆぅぅぅぅ……? そ、それじゃあもしかして」




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