17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/08(日) 20:05:35.43 ID:qKtWFbOBo
次の日、僕は部活へ行かなかった。
サボった事がないわけじゃないのだけれど、その日はいつもより罪悪感が酷かった。
自分なんていなくても、何か変わるわけではないのに。
「……先輩?」
予想していなかったその声に、僕は自分でも予想しないほどの速度で振り返る。
日に照らされて、昨日よりも映える白い肌。
「……」
沈黙の中で、彼女は一体何を考えているのだろう?
部活へ行っているはずの僕がここにいる事を訝しんでいるのだろうか。
辿ることの出来ない彼女の目線を、恐れて僕は歩を進める。
足音が二つ、彼女はまだ着いてきている。
彼女は一体何を思って僕に着いてきてくれるのだろう?
好きだから?どこが?
どんどん、聞くのが怖くなる。
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