過去ログ - ひなた「心配かけて、ごめんねぇ」 ブリッツェン「ブモ、ブモブモッ!」
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2014/01/14(火) 17:41:31.41 ID:KeGRa3Ya0
イヴ「貴方へのプレゼント…ですか?」
志保「は、はいっ。私宛てのプレゼント、です!」
イヴ「そうですか〜…」
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2014/01/14(火) 17:44:19.35 ID:KeGRa3Ya0
イヴ「北沢志保さん。貴方へのプレゼントについてですが…」
志保「…………」ゴクッ
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2014/01/14(火) 17:46:18.90 ID:KeGRa3Ya0
イヴ「……ですが、それは志保さんにとっての『サンタさん』からプレゼントが来ないこととは違いますよ。どういう意味か、分かりますか〜?」
志保「私にとって、ですか…?」
イヴ「はい♪」
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2014/01/14(火) 17:49:22.63 ID:KeGRa3Ya0
イヴ「あら〜?どうして顔を赤くするんですか〜?」
志保「そ、それは……察してください…///」
イヴ「え〜〜?」
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2014/01/15(水) 17:34:25.77 ID:/7Wg2sqR0
イヴ「そうですねぇ。折角同席してるんですし、ひなたにも教えてあげましょうか〜。ねっ、志保さん?」
志保「ふぇっ!?」
イヴ「え?」
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2014/01/15(水) 17:34:57.30 ID:/7Wg2sqR0
ひなた「ほんとにどうしたのさぁ、志保ちゃん。あたしには教えらんねぇことなのかい?」
志保「や、その……」
ひなた「別にあたし、志保ちゃんが嫌って言うなら聞かないけどさぁ……。…でも、あたしだけのけものっちゅうのは寂しいよ…」
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2014/01/15(水) 17:36:07.35 ID:/7Wg2sqR0
イヴ「……というわけなんですよ〜」
ひなた「なるほどねぇ〜!だからさっき、『志保ちゃんにとっての〜』って何度も言ってたんだね?」
イヴ「そうですよ〜。志保さんは、お父さんからのプレゼントをず〜っと待ってるんですぅ♪」
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2014/01/15(水) 17:37:08.64 ID:/7Wg2sqR0
ひなた(……イヴさん。最後にちょっとくらい、何か言ってあげた方がいいんでないかい?)
イヴ「(分かってますよ〜♪)……ところで志保さん。帰る前に1ついいですか〜?」
志保「……はい?」
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2014/01/15(水) 17:38:48.53 ID:/7Wg2sqR0
志保「んと……1年間良い子にしている、とか?」
イヴ「ハズレで〜す。それも大事ですけど、もっと重要なことがあるんですよぅ!」
志保「はぁ…。何ですか?」
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2014/01/15(水) 17:39:24.97 ID:/7Wg2sqR0
イヴ「貴方が本当にプレゼントを欲しいのなら、どれだけ望みが薄くても信じなくっちゃダメです!歌やお話の中でしか会えなくても、周りからはウソだって言われても、それでも信じ続けられる子だけが『サンタさん』からプレゼントを貰えるんですからぁ!」
ひなた(イヴさん!?こんな声出すの始めて聞いたけど、志保ちゃんの方は…)チラッ
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2014/01/15(水) 17:40:59.45 ID:/7Wg2sqR0
志保「じゃあ何よ!?私が今から来年のクリスマスまでに『良い子』になっていれば、お父さんからプレゼントが来るって言うの!?知った風なこと言わないでよ!」
イヴ「!」
ひなた「だから志保ちゃん、ちょっと落ち…「大丈夫、落ち着いてるわ」…むぅ」
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2014/01/15(水) 17:42:27.02 ID:/7Wg2sqR0
志保「私だって分かってるわよ!信じ続けるっていうのがどれだけ大事か、どれだけ難しいか!たったそれだけのことがどんなに必要なのか、実感しないことは無かったわ!私だって、私だって……!」
イヴ「…………」
ひなた「…………」
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2014/01/15(水) 17:43:30.93 ID:/7Wg2sqR0
志保「……別に、貴方の言うことを全部否定するわけじゃありません。でも貴方が言うみたいに、盲目的に待ってるだけで貰えるプレゼントなんて私はごめんです」
イヴ「いえ〜。盲目的でなくてもいいですよ〜?ちゃんと待ってくれているなら、少しくらいは疑っていても『サンタさん』は来てくれるはずですから〜」
志保「……そう、なんですか」
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2014/01/15(水) 17:44:19.69 ID:/7Wg2sqR0
志保「…………」
イヴ「…………」
ひなた「………………」ソワソワ
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2014/01/15(水) 17:45:35.53 ID:/7Wg2sqR0
志保「その…さっきはすいませんでした。『サンタさん』の話なのにお父さんとごっちゃにしたり…」
イヴ「細かいことは気にしなくっていいですよぉ!志保さんの本音が聞けて、私は嬉しかったですよ〜?」
志保「『嬉しい』ですか…?……優しいんですね、イヴさんって」
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2014/01/15(水) 17:46:46.26 ID:/7Wg2sqR0
イヴ「…さぁ、そろそろ行きましょうか〜。ひなたやブリッツェンも寂しがっていますしね〜」
ひなた「!そ、そんなこと……」
志保「あるでしょ?」
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2014/01/15(水) 17:48:46.23 ID:/7Wg2sqR0
志保「わ、私は別に…お父さんがいないから寂しいとか、そういうのとは少し違うというか……正直、自分でも整理は出来てないけど…」
ひなた「……そんで?」
志保「だからその……と、とにかく、勘違いだけはしないでね!さっき話したことで私に気を遣ったりとか、そんなことしたら許さないから!」
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2014/01/15(水) 17:52:12.06 ID:/7Wg2sqR0
イヴ「申し訳ないですけど、そろそろお別れの時間です〜。ブリッツェ〜ン!いいですかぁ〜!?」
ブリッツェン「ブモッ!」
イヴ「よし♪……さ、ひなた。乗って!」
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2014/01/15(水) 17:55:31.84 ID:/7Wg2sqR0
志保「その、さっきはああ言いましたけど……私、やっぱりもう少しだけ信じてみます。…本物の『サンタさん』にも、会えましたし……」
イヴ「ありがとうございます〜。貴方みたいに自分の考えを持てる良い子には、信じていればきっと『サンタさん』が来てくれると思いますよ♪」
志保「はい。今度はちゃんと待っているので、次のクリスマスに来てくださいね。……絶対ですよ?」
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2014/01/15(水) 17:57:11.54 ID:/7Wg2sqR0
(シャン、シャン、シャン、シャン…)
イヴ「ふぅ〜。ちょっとビックリしましたけど、分かってくれて良かったですぅ〜」
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先輩と添い寝したい
2014/01/15(水) 22:58:51.67 ID:dpk3qONk0
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木下ひなた(14)
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