過去ログ - 【オリジナル】Re.乙女合体ガチユリダー
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10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 11:21:30.64 ID:4GewtnlAO

正純「ここはジオイド災害から逃れるために発展したような土地ですから……とくにこの学園は蜘糸グループが手掛けている大学病院が隣接してますからねぇ」

琴主「蜘糸グループ?」

正純「全身義体の製造元、正純重工の親会社ですよ」

琴主「あぁ! ……ってあれ、正純重工?」

女生徒A「ふっふっふ、聞いて驚け。何を隠そうこのお方、正純まつりはあの正純重工の創始者……正純巌(いわい)の一人娘なのだ!!」

琴主「ぅええ!? 正真正銘のお嬢様じゃないか!!」

正純「えへへぇ……でも、今はまだいち学生ですから」

女生徒B「そうそう、ただのまつり」

正純「はうっ、そ……その言い方は無いんじゃないでしょうか」

 友達の言い方にショックを覚え頬を膨らませるお嬢様。

琴主「あははっ……本当だ、確かに」

正純「うぅ、何でしょう気分的に失墜した気分がします……」


 そんな何気ない会話をしながら、初日は順調に過ぎていった。
 授業中……ふと見た正門に、あの黒い女性を見つけるまでは。

琴主「げっ」

正純「……? どうかなさいましたか?」

琴主「あぁ……ちょっと登校中に変な人に声かけられてさぁ」
 私は今朝あった出来事を正純に話した。
 正門の方も指さしたが、ただでさえ巨大で坂の上に建つ校舎から校庭を挟んだ向こうの正門はどうやら遠すぎるようで正純には見えなかったようだ。

正純「う〜ん、やっぱり見えませんよ此処からだと……琴主さん目がよすぎです」

琴主「どうしたものかなぁ、怪しいバイト薦め続けられるのも嫌だし……」

 そんな時、正純はふんすと胸を張って言った。

正純「それじゃあ帰りに、秘密の抜け道をお教えしましょう!」

琴主「え、良いの?」

正純「困ったときはお互い様ですから♪」
 そう言ってにこやかに笑う正純の笑顔が私にはまぶしく見えた。





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