過去ログ - 【オリジナル】Re.乙女合体ガチユリダー
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/01(水) 11:20:24.87 ID:4GewtnlAO
[昼休み]
最初に話した正純が取り持ってくれたこともあって、クラスに打ち解けるには思ったよりそう時間はかからなかった。
女生徒A「へぇ〜……東京にもまだ結構人残ってたんだ?」
琴主「まぁ今もどんどん人減っていってるけどね、誰もいなくなった所からどんどん寂れて手に負えない廃墟が増えていってるから」
女生徒B「手に負えない廃墟?」
琴主「舗装されてた地面やビルの建ってた土地がが隆起してアスレチック化してたり、飼われてたペットが野生化してナワバリ作っちゃってたり……」
女生徒AB「「それ何処の秘境!?」」
正純「秘境かぁ……えへへ、ちょっと行ってみたいです」 うぅむ都会っ子には今の東京はキツいんだろうか?
でも正純だけは興味深そうな顔をして笑っていた、どうやら正純は冒険とかアスレチックに体が弱いながらも憧れがあるようだ。
琴主「あ、じゃあ旧青銅欄に叔父さん夫婦がやってる喫茶店があるからいつか行って見ようよ」
正純「本当ですかっ?」
琴主「うんっ♪」
正純「えへへ、嬉しいです」
目を輝かせ、手を合わせて喜ぶ正純、その喜び方はまるで……いいや、やめとくか。
正純「……? どうかしました?」
琴主「い、いいや別に? あっはっは……そう言えばこの学校って義体の子が多いんだね、ビックリしたよ」
あたりを見回すと、まだ夏から衣替えも住んでいない時期だからか半袖の子がちらほら見えた。
その肘には特徴的な間接の溝が見えた。(これは機能的なものではなく、義体製造の際人体と区別するためにつけることが義務化されているらしい)
東京では考えられないことだった。
義体が少ない東京では、それであるからといって具体的に差別されるとかそういうことは無かったけれど何かと哀れみの視線を浴びることが多いからだ。
しかし別に私自身義体であるから困るということもない、義体にはナノマシンが組み込まれていて人体とまったく同じ事ができるし、同じように成長もする。 所謂義肢特有のハンディキャップもない健康そのものと言える私が、そんな視線を受けるのは何か違う気がする。
だから私は普段着は長袖か、半袖でもプロテクターをつけていたくらいだ。
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