6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 21:45:08.51 ID:2bCQac2f0
「あ、あのプロデューサー」
「ん? どうした如月」
如月の顔が赤い。
そう言えば事務所に来た時点でどこかそわそわしている様子だったし、風邪でも引いたのだろうか。
ああ――――いや、如月はつい先日、ひと悶着あったばかりだっけ。
「昨日は、その、ありがとうございました」
「いいよそんなの。それより身体の方は大丈夫か?」
「……?」
音無さんと秋月が怪訝な視線を交わし合っている。
そりゃあそうだろう、一週間も病気で休み、顔も見せなかったアイドルが出社するなり僕に礼を言っているのは、異常とまでは言わずもがな奇異には映るだろう。ましてや、あの男にほとんど心を開かない如月千早だ。
「お陰様で、何とも」
「そうか、それは良かった」
「千早、何かあったの?」
流石に不審に感じたのだろう。秋月は如月に問い掛ける。
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