過去ログ - 上条「俺がいる限り、テメェは一生最強には届かねぇんだよ!」
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17: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/04/09(水) 00:49:37.88 ID:Ha7TAlij0



「逃げろ逃げろォ。その分だけ長生きできンだからよォ」



ここは、学園都市の死角。路地裏。

ジメジメとした空気の漂うその細い道で、今まさに二人組の男女が鬼ごっこに興じていた。

監視カメラの及ばないこの薄暗く細い道には、めったに人が寄り付かない。

故に、街の日陰者であるスキルアウトや不良達にとってはホームグラウンドのようなものだ。


だが、路地裏に集まる人間は、なにもスキルアウトばかりではない。


人が寄り付かない、カメラにも映らない。そんな特性を利用して、ある非人道的な実験が進められていた。



薄暗い路地をひたすら走り続ける少女の、その遥か後ろからその声は聞こえてきた。

おそらく自分への呼びかけだと少女は認識しているが、答えない。足を止めればどうなるのか彼女はわかっている。

どこか狂気さえ感じさせる嬉々とした叫びを発したのは、少女を追う個性的な黒いTシャツに身を包んだ細身の少年。


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