過去ログ - 【艦これ】大鳳「一度入ったら抜け出せない鎮守府?」
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5:1[saga]
2014/05/11(日) 07:40:26.85 ID:BkitVJHAO
廊下を右に曲がり、左に曲がり、道なりに四人は進んでいく。すると前から、誰かを小脇に抱えた、巫女服のようなモノを着ている長身で眼鏡の女性が現れる。

?「あら?貴女達はまだ見付けていないはずだけれど……あぁ、新しく配属された艦娘を案内しているのですね」

?「その役目は不知火が仰せつかっていました。ですが時間はヒトヨンマルマルのはずです」

大鳳「いえ、ヒトフタマルマルですよ。ここにちゃんと書いてあります」

自分が間違えたなどと誤解されては困ると、大鳳はすぐにその場にいる全員に見えるように書類を広げる。そこには確かに、ヒトフタマルマルと書かれていた。

不知火「不知火に、何か落ち度でも?」

霧島「睨んでどうするのですか……」

電「不知火は今日のかくれんぼ大会を楽しみにしていたのです。だからきっとそれで時間を間違えちゃったのです」

漣「開始早々いきなり見付かったみたいだけどね」

不知火「……しらぬいに……なにか……おちど……」

出迎えの時間を間違えた挙げ句、楽しみにしていたかくれんぼ大会では真っ先に見付かり、不知火は徐々に涙目になって落ち込んでいく。

霧島「今からでも案内すればいいではありませんか、かくれんぼ大会はまた来月頑張ればいいのですし」

夕立「不知火も一緒に案内するっぽい!」

霧島は抱えていた不知火を下ろし、頭を撫でる。夕立も励まそうとしているのか、手を引っ張って一緒に行こうと誘う。

不知火「そういうことなら早く行きましょう。執務室はこちらです」

大鳳(立ち直るの早いわねあの子……)

先程まで涙目だったのが嘘のように、不知火は廊下をスタスタと先導するように歩いていく。鬼役をしている霧島に一礼して、三人の駆逐艦娘と共に大鳳もその後を追った。


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