過去ログ - 傭兵「この世でお前が一番大事」僧侶「じゃありま……えっ?」
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22: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:21:36.84 ID:+2GrLTUD0

僧侶「……」

 死にたい。

以下略



23: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:22:23.44 ID:+2GrLTUD0

 窓を開けても風は流れてきませんでした。手を差し出せばそよ風が感じられるので、窓の向きが悪いのでしょう。
 時刻は深夜一時を回ろうとしているところ。もしかしたら酒盛りをしている兵隊さんたちがいるかもしれませんが、ばったりと傭兵さんに出会うことは、少ないはず。

 そよ風に当たるために廊下へと出ました。
以下略



24: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:23:10.45 ID:+2GrLTUD0

 と、廊下を兵隊さんたちが横並びで塞いでいました。そこの角を曲がれば傭兵さんの部屋です。一体何かあったのでしょうか。

僧侶「……?」

以下略



25: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:24:03.35 ID:+2GrLTUD0

 嘗てゴロンで聞いたような台詞を掃除婦さんは言い放ちました。あのときとは声のトーン、有体に言えば篭められた殺意こそ段違いですが、真剣な様子は同じです。

掃除婦「ここは地獄の一丁目。いくら僧侶様といえど、お通しするわけにはいきませんわ」

以下略



26: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:24:37.60 ID:+2GrLTUD0

掃除婦「あぁ、だめですわ僧侶様。そのようなお顔をされては、私では荷が重過ぎます」

 どこまで本気かはわかりません。掃除婦さんは困ったような笑顔を浮かべつつ、けれど確実に楽しんでいるようでしたから。

以下略



27: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:25:24.05 ID:+2GrLTUD0

僧侶「はぁあああああっ?」

僧侶「なんですかなんなんですか、一体何のことを言ってるんですか!」

以下略



28: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:26:51.61 ID:+2GrLTUD0

掃除婦「……それはどうして」

僧侶「だって、そもそも生き方が違います。あの人はお金が大好きで、わたしは大嫌い。水と油。天と地ほども離れてます。どう考えたって仲良くなれないですよ」

以下略



29: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:28:02.48 ID:+2GrLTUD0

掃除婦「そうですか。それは失礼いたしました。ですが、僧侶様。これだけは、お聞きください。老婆心ながらの忠告でございます」

僧侶「……なんですか」

以下略



30: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:29:10.81 ID:+2GrLTUD0

掃除婦「私はここに住まう人々の健康を気遣う立場でもありますから」

僧侶「……変な人」

以下略



31: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:33:35.35 ID:+2GrLTUD0
――――――――――――――――
今回の投下はここまでです。

書いてて恥ずかしくなってきました。

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/17(水) 02:39:38.11 ID:shG74ym+o
待ってました!


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