16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/03(金) 23:09:32.91 ID:RJNWzUS1o
「ここ、穂乃果ちゃ......!?」
再び違和感、自分の口を動かして紡いだはずの言葉がそのまま自分以外の人の声で耳に届いたのだ。
これも聞き覚えのある声、というか今まさに思い浮かべたこの部屋に最も居てしかるべき人物の声だった。
「これって...」
彼女の脳裏に一つの仮定が浮かぶ、それを証明するのは簡単だった。
立ち上がって腕、足、見える限りの自分の体の部位を眺めてみる、肌の色が普段とちょっと違う...気がする、あと足下の見通しが良いような気もする、が確信には至らない。
そこでもう一度部屋をじっくり見渡す、が目当ての物は見つからない、だが大抵の家庭にはおおよそ間違いなくそれがある場所がある、そして何度かこの家に来たことのある彼女はその場所がどこにあるかを知っていた。
勢いよく部屋のドアを開けて廊下を駆け抜け、もう一度ドアを開けて中へ駆け込む。
「う......」
洗面台の鏡の中で絶句しているのは、『彼女』...花陽の先輩であるはずの高坂穂乃果であった。
穂乃果「嘘ぉ――――――――!!!?」
雪穂「お姉ちゃんうるさい!」
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