過去ログ - 八幡「はぁ、小町……」??「やった!!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2014/12/17(水) 09:03:00.31 ID:EqZzhF220
八幡「はぁ、だりぃな……」葉山「やった!!」
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八幡「はぁ……」戸塚「どうしたの?」葉山「やった!!」
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八幡「嘘だろ……小町が……?」
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の続きです。
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2
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◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:04:12.70 ID:EqZzhF22o
高三、秋。
葉山「やった! 人生行き止まりだ!!」ビシッ
生徒「!?」ビクッ
以下略
3
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◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:04:44.70 ID:EqZzhF22o
――
――――
生徒「ありがとうございます! おかげで明日からも頑張ろうって気になれました!!!」
以下略
4
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:05:13.68 ID:EqZzhF22o
あれから二週間、俺は受験勉強の片手間にこうしてはっぱ隊をやっている。
さすがに受験シーズンが到来したからなかなかまともに活動はできないし、全員集まることも少ない。
八幡「…………」
以下略
5
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◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:05:44.17 ID:EqZzhF22o
南原「君の勇姿、ずっと見ていたよ」
原田「なかなかいいはっぱ隊じゃないか、君たち」
名倉「はっぱ隊千葉支部としてもやっていけるな」
以下略
6
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:06:10.57 ID:EqZzhF22o
南原「そう! 君が、君たちが今まで放ってきたポジティブエネルギーを集めれば、不可能なことなんてないんだ! あいっ!」
はっぱ隊「「「やった!!! やった!!! やった!!! やった!!!」」」
八幡「すげぇっ! 本物の生やっただ!!」
以下略
7
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:06:50.11 ID:EqZzhF22o
――
――――
八幡「……本家と一緒にできて光栄です……!」
以下略
8
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:07:18.29 ID:EqZzhF22o
南原「君は、ポジティブエネルギーというものを知っているかい?」
八幡「いえ、全く」
南原「そうかい。ならそこから説明しよう」
以下略
9
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:07:47.72 ID:EqZzhF22o
八幡「は、はぁ……」
南原「そして、君たちがこの校内ではっぱ隊として活動してきたことにより、今! この総武高校にはポジティブエネルギーが満タンになった!」
ハイオクマンタンデース アッウチハレギュラーナンデ
以下略
10
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:08:19.13 ID:EqZzhF22o
南原「今この校内に溜まっているポジティブエネルギーは、約五十三万Pだ!」
何それ、どこの宇宙の帝王ですか。
堀内「ちなみにPはポジティブのイニシャルだよ」
以下略
11
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:08:49.87 ID:EqZzhF22o
名倉「つまり、物理法則も何もかもを無視した芸当が可能になるのさ」
原田「もっと簡単に言えば、君の願いが一つだけ何でも叶うようなものだ!」
八幡「!?」
以下略
12
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:10:03.15 ID:EqZzhF22o
南原「さぁ、問おう!」
南原「君が叶えたい願いはなんだ!?」
八幡「……本当に何でも叶えられるんですか?」
以下略
13
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:10:42.33 ID:EqZzhF22o
ナンチャンがそう叫んだ瞬間、学校中が光った。
はっぱ隊「「「やった!!! やった!!! やった!!! やった!!!」」」
学校が光り始めると同時にはっぱ隊が踊り出す。もう何が何だかわからない。
以下略
14
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:11:37.10 ID:EqZzhF22o
身体の感覚が少しずつ戻ってくる。……俺はチャリに乗っているのか?
まぶたを開くと、そこはいつもの通学路。ただいつもと違うのは、気温がさっきよりも少し高く感じられることだ。
八幡「……あれ?」
以下略
15
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:12:09.93 ID:EqZzhF22o
この状況には見覚えがある。ちょうど小町と別れた直後だ。
ならば、と振り返る。
そこには、あの時のままの笑顔で俺に手を振る、比企谷小町の姿があった。
以下略
16
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:12:46.35 ID:EqZzhF22o
小町が走り寄って来る。
小町が、生きている。それだけで涙が出るくらいに嬉しい。
小町「どうしたの!? 泣きそうになってるよ!?」
以下略
17
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:13:22.62 ID:EqZzhF22o
左右を確認して車道を横断する。ここで俺が車にひかれたらそれは最早ギャグだ。
警察の話によると、小町が助けた子どもは小町とは反対側の車道から飛び出してきたらしい。だからここで待機すれば――。
子ども「わーい!」テテテテテ
以下略
18
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:14:00.39 ID:EqZzhF22o
八幡「えーとだな、か……か……」
なんでこんなところでコミュ障発動させてんだよ! タイミング悪すぎだろ!
八幡「…………」ギロッ
以下略
19
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:14:34.13 ID:EqZzhF22o
ブォーン
スワァーン
車が来て通り過ぎるのが聞こえる。何かがぶつかったような音はない。
以下略
20
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◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:15:10.18 ID:EqZzhF22o
小町「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!?」
八幡「よかった……よかった…………よかった……っ!」
抱きしめる腕から小町の体温を感じる。心臓の鼓動も、呼吸の息づかいも。
以下略
21
:
◆.6GznXWe75C2
[saga]
2014/12/17(水) 09:15:59.41 ID:EqZzhF22o
おそらく俺の顔はすごい形相になっていることだろう。少なくとも人に見せられるものじゃないはずだ。
そんな涙で崩れた顔を小町に見られたくなかった。
八幡「なぁ、小町」
以下略
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