3:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:14:34.79 ID:ZM1Pd5OJ0
水晶に閉じ籠った状態でも、私ははっきりと感じ取っていた。
空気が変わったことを。
大きな力が、場面を決定的に変えてしまったことを。
多分あんたらにも覚えがあるんじゃないのかね。冬が終わり春がめぐってきても、そこに自分の居場所はないっていう、あれだよ。言ってる意味分かる?
そう。自分がそこにいてもいい場面は終わってしまった。
新しい場面では、然るべき連中が然るべきバカ騒ぎをやらかす。ただ、私がそこにはいない。
残念ながら私の予感は、翌日地下室に入ってきた足音がご丁寧に立証してくれた。
足音は私の少し手前で止まった。そして膝を着く気配。
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