5:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:19:02.12 ID:ZM1Pd5OJ0
地下室の外に捕縛要員が大勢待機してるのは気配で分かってるのに。どうしてこうなるのさ。
巨人体を完璧に制御できてたつもりがこのザマ。
こんな私の未熟さが敵の知るところになったってことは、……やっぱり覚悟を決めなきゃいけないらしい。
水晶塊が完全に崩れ落ちて私が目を開けるのと同時に、兵士がなだれ込んできた。
今度は手早く指輪を抜き取られ、舌を噛む間もなく猿轡を噛まされる。
完璧に縛られ身動きを封じられた私の前に、ジャン・キルシュタインが立った。
「てめぇ。ようやく年貢の納め時だな」
悪人面も凛々しく立派に更生を果たしたらしい元聖者様から、私はみぞおちにありがたい鉄拳(ご利益のほどは知らない)を頂戴した。そして気を失った。
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