1: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:52:06.68 ID:yChSJJaXo
まどマギの百合物です
2回に分けて投下する予定です
次から本文
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2: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:52:48.37 ID:yChSJJaXo
まどか「……」
さやか「今週はいよいよクリスマス。楽しみだねぇ」
まどか「……」
3: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:53:17.72 ID:yChSJJaXo
まどか「あっ…ご、ごめんねさやかちゃん。何?」
さやか「何というほどのことじゃないけど…今日はずっとぼーっとしてるね」
まどか「うん。ちょっと、ね……」
4: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:53:47.41 ID:yChSJJaXo
さやか「なるほど。クリスマスくらい休ませてくれたっていいのに、社会は厳しいねぇ」
まどか「それが、少し前の飲み会のときにママが次の出張は自分が行ってやるみたいなこと、言ったらしくて」
さやか「うへぇ……」
5: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:54:13.27 ID:yChSJJaXo
さやか「気にするなってもなぁ……」
まどか「あはは…今年は寂しいクリスマスだなぁ……」
まどか「……そっか、これが噂のしんぐるべる、ってことなのかな……」
6: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:54:39.99 ID:yChSJJaXo
ほむら「まどか、さやか。帰……」
さやか「あー、ごめん。今ちょっと……」
さやか「……ほむら?」
7: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:55:10.08 ID:yChSJJaXo
ほむら「……話が全く見えないのだけど」
さやか「あ、えっと…クリスマスにまどかの両親が出張とその付き添いで留守にするみたいなんだ」
さやか「だから、今年のクリスマスはまどかひとりだけになっちゃって……」
8: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:55:38.16 ID:yChSJJaXo
さやか「それなら、まどかのためにまどかのサンタになってあげてくれないかな」
ほむら「サンタになれという意味はわからないけど、要はまどかと一緒にいてあげればいいのかしら」
さやか「うん、大体そんな感じ」
9: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:56:05.36 ID:yChSJJaXo
まどか「……さやかちゃん。わたしのサンタさんって…何?」
さやか「うぅん、何だろうね。ノリで適当に言っただけだし」
まどか「そ、そうなんだ」
10: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:56:37.11 ID:yChSJJaXo
ほむら「……まどか。私でよければクリスマスの日は一緒に…過ごさないかしら?」
まどか「ほ…ほむらちゃんっ!」ギュウ
ほむら「ま、まどか?ちょっと……」
11: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:57:05.59 ID:yChSJJaXo
――――――
さやか「……落ち着いた?」
まどか「はい……。ごめんね、ほむらちゃん。わたし、嬉しくて……」
12: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:57:32.84 ID:yChSJJaXo
さやか「それで、結局どうするのよ?」
ほむら「クリスマス…実際は24日のイブの日ね、その日はまどかと一緒に過ごすわ」
まどか「でもほむらちゃん、本当にいいの?」
13: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:57:59.17 ID:yChSJJaXo
さやか「あれ?最初一緒に帰ろうって……」
ほむら「そのつもりだったのだけど…今日は予定があったのを思い出したの。ごめんなさい」
まどか「ほむらちゃん、またねー」
14: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:58:27.89 ID:yChSJJaXo
さやか「別に気にしなくてもいいよ。のんびり待ってるからさ」
まどか「うぅ…ちょっとだけ待っててね。すぐ終わらせるから」
さやか「あいよー」
15: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:58:55.27 ID:yChSJJaXo
――――――
マミ「……さて。暁美さん、話というのは何かしら」
ほむら「えぇと…その……」
16: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/25(木) 23:59:50.56 ID:yChSJJaXo
ほむら「それが…まどかと一緒に過ごすことになってしまって……」
マミ「……もう少し詳しく話してもらえる?」
ほむら「え、えぇ。……24日、クリスマスイブの日にまどかのご両親が揃って家を空けてしまうみたいで」
17: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/26(金) 00:00:18.85 ID:uZS+8xJAo
マミ「そうねぇ…ほら、私も1人暮らしだからあまり参考になるようなことは言えないけど……」
マミ「今の暁美さんの考え方じゃダメかなって思うの」
ほむら「考え方?」
18: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/26(金) 00:00:46.10 ID:uZS+8xJAo
ほむら「……そうね。私は…まどかのサンタになるんだものね」
マミ「えぇ。……あの、暁美さん?」
ほむら「ありがとう、マミ。何となくだけど、私がやるべきことが見えた気がするわ」
19: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/26(金) 00:01:15.19 ID:uZS+8xJAo
ほむら「……他に聞くことはないと言ってすぐなんだけど、当日はどう過ごしたらいいのかしら」
マミ「漫画やドラマなんかだと、相手と一緒にいるだけでいいなんてのがお約束になってるけど……」
ほむら「でも、それは想い合ってる場合だと思うわ。私の場合は…片想いだから」
20: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/26(金) 00:01:42.68 ID:uZS+8xJAo
マミ「わかってないわね。今まで両親からだけだったからこそ、意味があるんじゃない」
マミ「初めて家族以外の誰か…それも暁美さんに貰ったプレゼントとなれば、何よりも嬉しく思うはずよ」
ほむら「そういうものなの……?」
21: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2014/12/26(金) 00:02:11.11 ID:uZS+8xJAo
マミ「プレゼントは…私自身。私と付き合ってほしい…みたいな感じで」
マミ「あっ、もちろん赤いリボンも忘れずに身につけてね」
ほむら「マミ、あなた疲れてるのよ。もう休みなさい」
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