1:ある小説のネタをパクった短編だよ、許すか見逃して[sagesaga]
2014/12/26(金) 23:27:15.61 ID:VFwLfK0L0
仕事を終えるのは、どんな内容の仕事でも素晴らしい事なのだと思うが、俺は同時に辛い事だとも思う。
仕事というのは一つの生き甲斐で、生きる意味そのものに通じていると思うからだ。
つまり、仕事が終わるという事は生きる意味の一つを失う意味も含まれている気もする。
俺の仕事は高坂穂乃果、彼女のスクールアイドルとしての活躍を支え続ける事だったのだが、それが終わってしまった。
これが普通の男だったら、渇きを満たすために酒を飲むのだろう。
またはどこかのファミレスで仲間と胸の内に秘めていた、溜め込んでいた情熱を語りあったり、新しい応援の対象を探したりしただろう。
これが普通の女だったら、喜びの裏の悲しみをごまかすためにケーキバイキングやパフェに向かって想いをぶつけ、満足するまで食べるなり、どこかの喫茶店でその情熱を語るなりするのだろう。
ん?
そう思うと男も女もやる事は一緒なのかもしれない。
だが俺はそんな事はしない。
いや、できないと言った方がいいか。
俺が誰かって?
当てられるものか。
当てられたら100ポイント分のラブカとスクフェスの限定シリアルコードをまとめてくれてやる。
穂乃果の親父?
違う。
あの人は酒が好きだし、高坂穂乃果を今でも支えてるからな。
穂乃果の彼氏?
ふざけるな。
いたいけな高校生の穂乃果を支えるのが仕事の男なんて情けなさすぎて穂乃果の方から願い下げだろうが。
μ'sを応援している最古参のモブ?
おいおい、なんでそこでランクを下げた!?
それにヒデコ・フミ・ミカはこんな口調じゃないし、それ以上の古参なんていない。
ましてや男なんて出る幕が無いぞ。
まだわからないか?
仕方がない、答えを教えてやるよ。
俺は"Tシャツ"だ。
正確にはデカデカと「ほ」の字がプリントされたオレンジのTシャツだ。
俺に名前はないが、一応"ほの字Tシャツ"とか、"ほのT"なんて呼ばれている。
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