過去ログ - 貴音「外は白い雪の夜」
1- 20
1: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:12:34.32 ID:E6AlHoQN0


「貴音」

「いや、もう気にならないよ」

「これまで何度も待たされたしな」

「はは、わかってるよ。事務所が変わってから、忙しくなったもんな」

「俺が、担当を外れてから…」


SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:13:30.11 ID:E6AlHoQN0

「…シェリートニックを」

「え? 今日はギムレットじゃないって?」

以下略



3: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:14:10.74 ID:E6AlHoQN0

「ここ、何回来ただろうなぁ」

「俺たち、何年付き合ったんだろうなぁ」

以下略



4: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:15:25.87 ID:E6AlHoQN0

「その本は? さっきから読んでるみたいだけど」

「…原作付き映画の主人公なんて、そうそうもらえる役じゃないぞ。おめでとう」

以下略



5: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:16:10.55 ID:E6AlHoQN0

「…そんな事言うなよ」

「優しいね、貴音は」

以下略



6: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:16:43.01 ID:E6AlHoQN0

「…なぁ。大事な話があるんだ」

「本、置いてくれないか?」

以下略



7: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:17:15.83 ID:E6AlHoQN0


「……」

「雪だ。珍しいね」
以下略



8: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:18:22.96 ID:E6AlHoQN0



「……」

以下略



9: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:19:21.05 ID:E6AlHoQN0

「…あなただって、充分優しく」

「いいえ、あなたがこのように優しくしてくれたから私はトップアイドルに…」

以下略



10: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:20:00.65 ID:E6AlHoQN0

「…今日くらいは、煙草。吸われてはいかがですか?」

「私といるときは、ずっと我慢していたのでしょう?」

以下略



11: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:21:08.76 ID:E6AlHoQN0

「…雪、まだ降りそうですね」

「『サヨナラ』の文字を作るのには、何本煙草が必要なのでしょう」

以下略



12: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:21:56.53 ID:E6AlHoQN0




「…ごめんな。ずっと貴音の前じゃ吸わないようにしてたんだけど」
以下略



13: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:22:37.96 ID:E6AlHoQN0

「…この店、もうあんまり客入らないようになったね」

「あの頃は、とっても賑わってたのに」

以下略



14: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:23:15.77 ID:E6AlHoQN0

「…なぁ、俺たち、何にも知らない人から見たら」

「今でも、恋人同士に見えるかな?」

以下略



15: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:23:52.65 ID:E6AlHoQN0

「……」

「それでもどこかに悲しいと思ってしまう俺がいるんだよなぁ…」

以下略



16: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:24:46.32 ID:E6AlHoQN0

「…昔、こんな言葉を聞いたんだ」

「『女はいつでも二通り。男を縛る強い女と、男にすがる弱虫と』」

以下略



17: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:25:21.13 ID:E6AlHoQN0





以下略



18: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:26:25.62 ID:E6AlHoQN0

「…えぇ、わかっています」

「それは私の中の幻であること、そしてあなたが私に対しても、同じように思っていてくださっていたこと」

以下略



19: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:27:05.18 ID:E6AlHoQN0

「…ふふ。こんなふうに、しっかりとあなたの目を捉えるのはいつぶりでしょうか」

「いつからか、見つめ合うことよりも大切なことが増えていってしまいましたから」

以下略



20: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:27:54.17 ID:E6AlHoQN0

「…貴方の瞳に、私がまだいるのですね」

「でもきっと、涙で汚れて酷い顔でしょう…?」

以下略



21: ◆dY9RWPXaDQ[saga]
2015/01/22(木) 00:29:16.05 ID:E6AlHoQN0

「…すこし、お時間をよろしいでしょうか?」

「最後に、化粧をし直してきます。だから」

以下略



33Res/10.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice