過去ログ - 杏子「ふぁいやーぼんばー?」Re.FIRE!!
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22: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:06:40.86 ID:+AI07Lpb0
路地

バサラの元を去り、相手の姿が見えなくなってから杏子はソウルジェムを取り出す。
それを見ながら、反応が強まる方向へと歩みを進める。人通りの少なさそうな寂れた店の裏側でその反応は一段と強くなった。

以下略



23: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:07:23.65 ID:+AI07Lpb0
使い魔たちがバサラへと近づく。なにか訝しげな物を見るかのように使い魔同士が顔(らしき場所)を見合わせていた。
子供の声に似た奇声を上げて使い魔の一体がバサラへと体当たりをする。

♫ It's my WILD LIFE ! いいかげんでゆこう どうにか先へ進もうぜ

以下略



24: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:07:49.33 ID:+AI07Lpb0
バサラの目の前に突然格子状の壁が出現し、突撃してきた使い魔たちがぶつかっては倒れていく。
物陰から飛び出した杏子が叫んだ。

杏子「何やっているんだ!逃げるぞ」

以下略



25: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:08:28.42 ID:+AI07Lpb0
杏子「勿論あいつらにこっちからは手を出さない。けれど、身を守るための護衛は必要だろ?」

杏子「それに、あたしはあいつらが出現した位置が分かる。あんたはあいつらに歌を聞かせればいいし、
あたしは正義の味方らしくあんたを守ればいい。どうだ、悪くない話だろ?」

以下略



26: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:08:56.20 ID:+AI07Lpb0
人通りが多い、駅の階段を降りてすぐのちょっとした広場には数日前から歌声が聞こえるようになっていた。
音楽に興味のある者や、名のあるアーティストが路上ライブを開いたのかと勘違いをする者、
或いは単純に、興味を惹かれたり心を動かされた者達がその歌を楽しみにしていた。
だがその歌声は2日前からぱたりと止んでしまい、広場はまた以前の様に人の足音と広告を配る若者の声だけが
聞こえるようになっていた。
以下略



27: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:09:35.26 ID:+AI07Lpb0
ハンバーガーショップ

店員「いらっしゃいませー、ご注文は何になさいますか」

バサラ「チーズバーガーとコーラ」
以下略



28: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:10:05.13 ID:+AI07Lpb0
バサラ「ならこの星でもすぐに有名にしてみせるさ。全銀河中に俺の歌を響かせる。それが俺の夢だ!」

杏子「銀河って……世界なら分かるけれど随分子供みたいな無茶なこと言うな」

バサラ「無茶かどうかはやってみないと分からないさ。それに、ガキに言われたかねえよ」
以下略



29: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:24:54.52 ID:+AI07Lpb0
杏子「全く、ちょっとくらい待てっての」

バサラ「お前、勝手について来てるって事、忘れてない?」

杏子「うぐ……それで、これからどこに行くんだ?」
以下略



30: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:25:23.54 ID:+AI07Lpb0

バサラは挿しっぱなしになっているキーを回し、セルボタンを押す。
エンジンが低重音を上げて動き出す。
その音にバサラは目を閉じて聞き入る。
数秒、そうした後にエンジンを切って元に戻した。
以下略



31: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:25:50.20 ID:+AI07Lpb0

バサラが店の外に出るとついてきた杏子が声をかけた。

杏子「バイク、乗れるんだ」

以下略



32: ◆DcdG4DxDDg[saga age]
2015/02/02(月) 23:26:33.59 ID:+AI07Lpb0

愚痴を呟きながら杏子はバサラを追いかける。
数十分も歩くと、町の郊外には自然が多く、まだ開発されていない山林のような場所も残されていた。
バサラはその方角へと歩みを続ける。ついていくのに疲れた杏子が思わず口を開く。

以下略



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