過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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3:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 20:47:37.89 ID:jVBRPo/YO
「キミらしくないスタートだったじゃないか、キョン」
全員分の自己紹介と担任による諸々の説明が終わり、学年集会が開かれるまで休み時間となったため、
とりあえず俺はこれまた同じ中学であった国木田と無駄話をして時間をつぶしていたのだが、
そこに佐々木が入ってきてそう言いながら、アマガエルの鳴き声のような独特の笑い声をあげた。
「おはよう、国木田くん」
「うん、おはよう。しかし本当に佐々木さんが北高に来るとはね」
ああ、それに関しちゃ俺も同じ意見さ。
「強制されるよりも自発的に伸び伸びやる方が自分に向いている、という結論に至ったまでさ」
「確かにお前は知的好奇心が旺盛だし、言われずとも自ら進んで勉強するだろうな」
「キミにそう認識されているのは僕としても嬉しいね。ちなみにそういうキョンはどうなんだい?」
「それはお前が一番よく知っているだろうよ。それこそ強いられるものとしか思ってないな」
俺が受験に成功したのも他でもないこの佐々木による指導のおかげ、と言っても過言ではないだろう。
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