過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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21:名無しNIPPER[saga]
2015/05/22(金) 00:52:17.27 ID:VWWrYmzqo

沙織「京介氏に我慢をして貰うというのはあまり現実的ではござらんな!」

桐乃「そ、そうよね! 変態だもんね!」

場の空気を変えるように殊更大きな声を出す二人。大声で変態とか言うな。

沙織「しかし困りましたな。あやせ殿は貞淑な方。それに結婚まで綺麗な身体でいたいという気持ちは現代日本に於いて貴重でござる。その考えを変えさせるというのは困難を極めるかと」

むむむ、と桐乃が腕を組んで唸っている。
と思いきや妙案が浮かんだようで、とても良い笑顔で次のように仰った。

桐乃「あ、こういうのはどうかな。あたしの持ってる純愛系のエロゲーをあやせにプレイして貰うの。エッチがとても素晴らしい物だって思って貰えるかも!」

……は?

京介「いや、何言ってんのお前。あやせがそんなのプレイする訳ないだろ」

桐乃「そこはあんたが口八丁手八丁で丸め込むのよ。彼氏なんだしイケるイケる」

京介「え、もしかして俺が貸すの?」

桐乃「当たり前でしょ?」

京介「お前の持ち物ならお前が渡せよ。あやせだぞ、下手すると俺が通報されかねん」

桐乃「以前よりは受け入れるようになってくれてるから平気だって! それにあたし嫌われたくないしー」

京介「俺なら嫌われても良いってのかよ……」

桐乃「あれあれー? 別れたい相手なら嫌われてもむしろどんと来いじゃない?www」

京介「ぐ……」

沙織「やって損無し。そうと決まれば善は急げでござるな。早速きりりん氏の家に向かうでござるよ」

京介「なあ、せめてエロゲーじゃなくてギャルゲーにしないか?」

桐乃「はあ? エロシーンが無いと意味ないのに何言ってんの?」

すごくアホの子を見る目でそう言われた。納得いかねー。

その後、いつの間にか枕を抱き込んで丸くなって寝ていた黒猫を起こし、三人は出て行った。



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