過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「……花子、おんぶしてやろっか!」
1- 20
1:名無しNIPPER[saga]
2015/08/07(金) 05:00:51.25 ID:VaCoJWLLo
花子「なんで櫻子の方が乗り気なんだし」

櫻子「まあいいじゃんいいじゃん! 私が楽しんでた方が花子も楽しいでしょ?」

花子「……時と場合によるし」

とは言いつつも、持ち前の明るさを振りまきながら、電車を待つ櫻子の姿を見るのは嫌じゃなかった。

櫻子「ねーちゃんも来れば良かったのになー」

花子「しょうがないし、外せない用事だってあるし」

櫻子「物わかりが良すぎる子供は気味悪がられるぞ!」

花子「……」

櫻子「あ、あれ? 花子? ごめん! 冗談だって!」

花子「? 時計確認しただけだし」

櫻子「ま、まぎらわしー」

そろそろ電車が到着するころかなと思い、時刻を確認した。
物わかりが良すぎるとは言われたものの、撫子お姉ちゃんがいないのが寂しいのは確かで、
外せないバイトがあるというのは仕方がないと思いつつも、やっぱり割り切れない部分もあった。
……だから、その分の寂しさを、櫻子の騒々しさに埋めてもらっているぶんはあるのかもしれない。

電車が到着し、人々の群れがホームになだれ込んでくる。
ひと段落して、乗車の機会を得ると、自然な動作で櫻子が手を握って来た。
はぐれないように、押し流されないように、という意図なんだろうけど、妙に気がきくなぁと思った。

SSWiki : ss.vip2ch.com



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
21Res/20.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice