過去ログ - 榛名「艦プラビルドファイターズV」
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14:≫1[saga]
2015/11/29(日) 02:08:09.32 ID:MsUnhW1R0
side-大鳳-『大空の覇者』


『RX-160 バイアラン』、大鳳達の世界とは異なる『宇宙世紀世界』において開発された試験用MS。

そして今大鳳達の駆る機体はバイアランと出自を同じくするティターンズ系MSのパーツや技術を用いて改修された、『バイアラン・カスタム』の1号機と2号機だ。

本来MSは可変しなければ飛行する事もままならない筈だが、この機体だけは非変形で空を駆ける事が出来る。


夕張「間もなく交戦領域、敵MS2機来ます!」

大鳳「オールウエポンズフリー、オープンコンバット!」

夕張「了解!」


夕張の駆る2号機がブースターを切り離し、大鳳もそれに続いてブースターを捨てて身軽になる。ブースターがあっては上手く機動が出来ないからだ。

そして2号機は腕のロングライフルを正面から接近するアッシマーに向けて、牽制射を行った。


夕張「大鳳さん、接近戦は任せます!」

大鳳「わかったわ! じゃあ、援護よろしく!」


大鳳はスロットルを踏み込み機体を加速させて2機のアッシマーを肉薄し、アッシマーもまた機体を変形させて1号機へライフルを向けて来る。


大鳳「遅い!」


各部スラスターを操作し、大鳳は機体をライフルの射線上から逃げるような回避機動を行う。他の機体には出来ないであろう無茶な機動もこの機体だけは出来る、それが『バイアラン』だ。

もう1機のアッシマーがサーベルを携えて、射撃を回避している1号機に向かって接近しサーベルを振り下ろすが…


大鳳「まず1機!」


大鳳は機体を逸らしスラスターを使ってアッシマーの後方へと捻り込み、アッシマーの頭部をマニュピレーターで鷲掴みにする。

そしてアッシマーに蹴りを入れて叩き落し、メガ粒子砲の雨を浴びせて爆発させた。


大鳳「1機撃墜!」


しかし油断は禁物、もう1機のアッシマーは残っている。 残るアッシマーはライフルを1号機に向けるが…

そのアッシマーも、機体を2条のビームに貫かれて爆散した。


夕張「全く、余所見しないでくださいよ」

大鳳「余所見したつもりは無いんだけど… ま、これで互いに1機ずつね」

夕張「スコア競ってる場合ですか…」

大鳳「ともかく、このまま戦域の中心部まで突入する。制空権だけは絶対に死守するわよ!」

夕張「んな事言われても、この数は無茶ですよ!?」


戦力的にはかなり不利だろう。アッシマーもまだ残っているし、続々と次元の穴からMSは増え続けている。しかし…


大鳳「私達の出来る事、成すべきことを成すだけ。 バイアランなら出来るわ」

夕張「仕方無い… いっちょ、やってみますか!」


そう言って二人の機体は再び空を駆ける。戦場の中心部、榛名の居る場所に向かって…

『大空の覇者』はどこまでも雄々しい、その翼を以って戦いの最中へと加速していった。


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