過去ログ - 765プロは勝負師に望みを賭けるようです
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1: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:21:12.09 ID:1yik7oQW0
漫画ワンナウツを知らない方へ。

765プロのプロデューサーが、事務所の再起を図って961プロとライアーゲームのようなマネーの取り合いを行ないます。
オーディションの各審査で3位以内に入れば500万円を獲得し、4位以下なら5000万円を支払います。

主人公については、アイシールド21のヒル魔や、福本作品のアカギみたいな人物を想像してくれれば大丈夫です。
また、設定についてはアイドルマスターSPに準拠していますが、思い出アピールが存在しないなど一部オリジナル設定となっていますので、ご了承ください。

では始めます。


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2: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:21:57.93 ID:1yik7oQW0
――郊外の地下クラブ

春香「……ほんとに来ちゃった」

ガヤガヤ ドヤドヤ
以下略



3: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:22:37.65 ID:1yik7oQW0
スタッフ「――おや、見かけない顔だねぇ。アンタも挑戦するのかい?」

春香「え、わたしですか? いや、ちょっと」

スタッフ「うふふ、尻込みするのも無理ないわね。次はなんたって、百戦無敗のプロデューサーが率いるアイドルだからね」
以下略



4: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:23:44.95 ID:1yik7oQW0
春香「そ、そうですよ! だってあの人、さっきタバコ吸ってたんですよ、タバコ!」

スタッフ「あっはっは! ウブだねぇ、あんた。タバコ吹かしてたくらいで驚くんじゃないよ。まぁ見てな。あいつの闘いはおそらく、あんたの常識外だよ」

春香「そうでしょうか」
以下略



5: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:24:56.93 ID:1yik7oQW0
スタッフ「ただし、機械には飽きるってことがないからね。だからいわゆるジェノサイドは、回数で決めてるわけ」

スタッフ「双方合わせて20回アピールがあったら、そこでジェノサイドよ」


以下略



6: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:25:30.47 ID:1yik7oQW0
スタッフ「ほら、審査が終わってポイントが表示されるわ」



――第1回獲得ポイント
以下略



7: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:26:24.44 ID:1yik7oQW0
スタッフ「どうだい、彼のアイドルは?」

春香「正直、がっかりです。私はもっとすごい能力というか、オーラを期待していたんですけど」

スタッフ「ふふ、あんたも同じだね」
以下略



8: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:27:15.48 ID:1yik7oQW0
春香(ほんとうは見るだけだったけど、確かになにか収穫になるかもしれない。それに、負けたところでお金がなくなるわけじゃなさそうだし)

春香「……分かりました。では、やってみます!」

スタッフ「じゃあエントリーね。お、ちょうど勝負が終わったようだ。ふふ、彼がまた勝ったようね」
以下略



9: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:28:36.28 ID:1yik7oQW0
――控室兼レッスン場

春香(ここ来る前、すこし踊ってきたから多少は疲れてる感じだけど、まぁ大丈夫かな。一応ダンスと声帯の確認しとこ)グッグッ

男「……」フゥー
以下略



10: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:29:41.33 ID:1yik7oQW0
春香「えっ……!?」

アイドル「勝負は闘う前からすでに始まってる。あんまり勝負を舐めてると、死ぬわよ?」

春香「そ、そんな、別にそんなつもりじゃ」
以下略



11: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:30:25.42 ID:1yik7oQW0
アイドル「残念ね。うちのプロデューサーに全部見られちゃってるから、あんた負けるわよ」

春香「そんなの、やってみなきゃ分かんないじゃないですか!」

アイドル「……あんたほんとに考えなしで話しかけてきたのね。久しぶりよ、作戦もハッタリもなしに呑気な挨拶してきたバカは」
以下略



12: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:32:40.81 ID:1yik7oQW0
――ステージ会場

春香(まぶしい。小さな会場とはいえ、ステージに立つのはひさびさかも。それに、いつもと違ってお客さんがまばらじゃない。みんな熱狂してる)

春香(これが自分のファンだったら、どれだけ気持ちがいいんだろう。みんな、ペンライトじゃなくて万札を握りしめてるけど)
以下略



13: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:33:14.60 ID:1yik7oQW0
春香「ちがいます。私はれっきとしたアイドルです。ちゃんと事務所にも所属していますよ」

アイドル「はいはい。事務所なんて星の数ほどあるんだから、選ばなきゃ誰だって入れるわ」

春香「むぅ。それだけじゃありません。私は毎日、厳しい練習をしているんです。わたしは、あなたみたいな口だけのアイドルとは違います!」
以下略



14: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:34:44.30 ID:1yik7oQW0
――第1回審査

春香(さっきのポイントを見た限り、彼女の一回のアピールはだいたい60ポイントほど)

春香(私はアベレージ90ですから、アイドルとしての能力は私の方が上! 基本に忠実であれば、絶対に負けません。)ダッ、タン、クルッ
以下略



15: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:35:41.17 ID:1yik7oQW0
――第2回審査

春香(無敗のプロデューサーだからと言われて構えていたけれど、特に脅威と感じるほどではありません)

春香(このまま逃げ切ってやりますよ)
以下略



16: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:36:43.95 ID:1yik7oQW0
男「負けさ、お前のな」

アイドル「ふふ」

P「おまえ、2回の審査とも流行1位から順に4・3・2とアピールを振り分けただろう?」
以下略



17: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:37:54.12 ID:1yik7oQW0
――第3回審査


春香(まさか、1審査すべて使ってジェノサイド狙うなんて……)

以下略



18: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:39:39.98 ID:1yik7oQW0
アイドル「はぁ? なに寝ぼけたこと言ってんの? あの結果が見えないわけ?」

春香「だ、だって本当のオーディションでは、ジェノサイドはこんなルールじゃないし」

春香「今回のルールだとこうなってしまうなんて分からなかったし、それに次は気を付けてさえいれば――」
以下略



19: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:41:11.70 ID:1yik7oQW0


春香「……も、もう一度、勝負をさせてください! もう一度100万を賭けて勝負です」ギュッ

P「勝てねぇよ。今のお前ではな」
以下略



20: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:42:52.24 ID:1yik7oQW0
春香「……やります」

アイドル「えっ」

男「くっく……」
以下略



21: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/01/10(日) 22:43:54.16 ID:1yik7oQW0
――2回目オーディション 第1回審査


春香(これがもしかしたら、最後の勝負……。星一つ100万、あのお金が……。いや、気負っちゃだめだ。普段のわたしを思い出さなくちゃ!)

以下略



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