過去ログ - P「伊織と貴音を連れて,食事に行く」
1- 20
1:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 18:50:20.53 ID:YUCQRze/0

 ドアノブに掛けた手をゆっくりと回して、私は扉をひら――開かないわね? 壊れてるのかしら?

「伊織くん、その扉は手前に引くんだよ」

 後ろから、声を掛けられる。

「あ、当たり前じゃない! 言われなくても分かってるわよ!」

 慌てた私に引っ張られた扉の、備え付けの鈴がぐわらぐわらと音をたてる。
一瞬、何事かと店内の人々がこちらに目を向けたが、すぐに何事もなかったように視線を戻す。
 

 のっけからとんだ失態を犯してしまった。気恥ずかしさを誤魔化すために、私は店内を見渡した。
落ち着いた明るさの照明、クリーム色を基調とした家具で店内は彩られ、
ポップなBGMが申し訳程度に場を和ましている――いかにも『ファミレス』って感じ。



SSWiki : ss.vip2ch.com



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
88Res/46.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice