過去ログ - 真「二人の幸せのために」
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13:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 22:50:21.09 ID:n3AMBxtn0

「私……真ちゃんが好きで……大好きで……。でも、その気持ちを真ちゃんに伝えたら嫌われる、気持ち悪がられるに決まってるって思ってずっと言えなくて……辛かった。」

「……うん。」

「女の子を好きだなんておかしいって自分の気持ちを否定しようとしたけど……それでもやっぱり真ちゃんが好きで、どうしようもなくて……。」

「うん……うん……。」

「だから、今日告白してダメだったら仕方ないって思ったの。もう気持ちを抑えられそうになかったから……。何を言われても泣かないって決めて、心の準備もしてきた。だけど……まさか、受け入れてもらえるなんて……夢みたいで……。」

それからもしばらくの間、雪歩はボクの胸の中でさめざめと泣いていた。ボクも何も言わず、ただ雪歩の涙を胸で受け止め続けた。
雪歩が小さく嗚咽する音と噴水から絶え間なく出る静かな水音、それが公園内にある音の全てだった。


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